パリ・サンジェルマン(PSG)所属のブラジル代表FWネイマールに、マンチェスター・U加入の可能性が浮上しているようだ。22日、フランス紙『レキップ』やスペイン紙『アス』が伝えている。
2017年夏の加入以降、PSGの中心選手として活躍しているネイマール。在籍6年目の今シーズンも開幕からここまで公式戦29試合に出場し18ゴール17アシストをマークするなど、フランス代表FWキリアン・エンバペやアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと共にチームを牽引。しかし、2月に負った足首の負傷とそれに伴う手術の影響で、一足早くシーズンを終えている。
そんなネイマールを巡っては、今シーズン終了後のPSG退団の可能性が度々報じられている。先日、PSGのウルトラス(熱狂的なサポーターグループ)の一部から退団を要求された同選手は、来シーズン以降の自身の将来について現在検討を重ねているという。2025年6月末の契約満了を待たずしてPSGを離れる可能性は以前より高まっており、クラブ側も無理に同選手を慰留する考えはないようだ。
去就に大きな注目を集めるネイマールだが、来シーズンはプレミアリーグに活躍の場を移すことになるかもしれない。報道によると、同選手の新天地としてマンチェスター・Uが浮上しているとのこと。来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権をほぼ手中に収めた同クラブは、来る夏の移籍市場での攻撃陣の拡充を目指しており、去就が不透明となっているネイマールの動向も注視しているという。既に交渉は行われており、ブラジル代表の“同僚”であるMFカゼミーロも説得を試みているようだ。
なお、マンチェスター・Uがどのような形式でネイマールとの契約を目指すのかについては現時点では未知数だという。PSG側は月給360万ユーロ(約5億4000万円)とも報じられている同選手の給与の支払いをマンチェスター・Uが受け入れる場合、買い取りオプションなしのレンタル移籍を容認する可能性もあるようだ。ネイマール本人は数日中にPSGのルイス・カンポスSD(スポーツ・ディレクター)と話し合いを行い、自身の将来についての決定を下すと見られている。