マンチェスター・Cが来る夏の移籍市場でバイエルン所属のドイツ代表MFジョシュア・キミッヒの獲得に乗り出す可能性があるようだ。22日、『ミラー』や『デイリーメール』など複数のイギリスメディアが伝えている。
今シーズンのプレミアリーグでアーセナルとの優勝争いを制し、3連覇を果たしたマンチェスター・C。チャンピオンズリーグ(CL)とFAカップでも決勝進出を決めており、“3冠”達成への期待もますます高まりを見せている。そんな中、同クラブは既に来シーズン以降の戦いに目を向け、来る夏の移籍市場での戦略を練っているという。
長らく中心選手として活躍しているドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンの現行契約が6月末で満了を迎え、ポルトガル代表MFベルナルド・シルヴァにも移籍の噂が絶えない同クラブは、今夏に中盤の補強に乗り出す可能性が高いとのこと。今回の報道によると、かつてジョゼップ・グアルディオラ監督の指導を受け、現在はバイエルンの絶対的主力として活躍している28歳のキミッヒについても、今夏の獲得が検討されているという。グアルディオラ監督は同選手の能力を高く評価しており、ギュンドアンの後釜に据えることを考えているようだ。
しかしながら、キミッヒとバイエルンとの現行契約は2025年6月末まで。仮にマンチェスター・Cが獲得に乗り出した場合にも、バイエルンは強気の姿勢で交渉に臨んでくることが予想される。今回の報道によると、現在マンチェスター・Cからバイエルンにレンタル加入中のポルトガル代表DFジョアン・カンセロが交渉に含まれる可能性があるとのこと。同選手の期限付き契約には7000万ユーロ(約105億円)の買い取りオプションが設定されているが、バイエルン側はこの金額を高額と捉えている模様。こうした事情を考慮し、マンチェスター・Cがキミッヒ獲得と引き換えにカンセロの譲渡を申し出る可能性もあると伝えられている。
一部ではバルセロナからの関心も報じられているキミッヒだが、果たしてマンチェスター・Cは獲得に乗り出すのだろうか。今後の動向に注目が集まる。