【プレミアリーグ】ブライトン1-1マンチェスター・シティ(日本時間5月25日/アメックス・スタジアム)
イングリッシュ・プレミアリーグ第32節の延期分、ブライトンvsマンチェスター・シティがアメックス・スタジアムで行われ、ブライトンが1-1で引き分けた。日本代表FW三笘薫は今節もフル出場すると、自身の今季8点目こそ奪えなかったものの、クラブは6位を確定させ、来季のUEFAヨーロッパリーグを決めるなか、その快挙達成に大きく貢献した。
首位マンチェスター・シティをホームに迎えたブライトンは、前節の勝利で今季7位以上が確定。来季のUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)出場権を獲得した。クラブ史上、初の欧州カップ戦の出場をつかんだブライトンだが、残り2試合で6位を確定させれば、さらに上位カテゴリーであるUEFAヨーロッパリーグ(EL)への出場権を手にすることになる。
すでに、今季の優勝を決め3連覇を達成した王者を相手に、どんな戦いを見せるのか。注目の一戦は、期待を裏切らない超ハイレベルな攻防が繰り広げられた。
序盤から両者ともにプレスを掛け合い、回避し合う展開のなかそれぞれが決定機を作る。立ち上がりにハーランドが珍しくヘディングのフィニッシュをふかすシーンもあった。一方のブライトンも、三笘のボール奪取から中央を崩したもののウェルベックのシュートはDFに防がれてしまう。超攻撃的な試合のなか、最初にスコアを動かしたのはシティのほうだった。
24分、ハーランドが巧みな動き直しから裏のスペースを突くと、左でフリーのフォーデンへ。これをきっちりとゴールへ押し込み、王者シティが先制に成功した。
30分には、ブライトンが右CKからボックス内で三笘がゴールに流し込むも、倒れ込んだ際にハンドがあったとしてノーゴールに。それでも攻勢を強めるブライトンは37分、19歳のパラグアイ代表の"宝石"エンシーソがゴール右隅へ突き刺すスーパーミドルを決めて同点とする。さらに43分には、三笘からのパスをウェルベックが決め切ったものの、オフサイドで取り消しに。結局、三笘んとっては"1ゴール1アシスト"が幻に終わる不運の前半となった。
後半も両者一歩も譲らない展開が続く。迎えた78分に今季、リーグ得点記録を更新中のハーランドがヘディングで36ゴール目をたたき出したかに思われたが、これもファウルがあったとしてノーゴールに。試合は一進一退の攻防を繰り広げたが、そのままタイムアップ。
この結果、ブライトンは今季の6位が確定し、来季のEL出場権を手にした。この日、三笘は最後までピッチに立ち、クラブ史上初となる快挙達成に大きく貢献した。
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