ヴィッセル神戸は25日、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが、同クラブを退団することを発表した。
神戸は25日12時からクラブ公式YouTubeチャンネルにて「アンドレス・イニエスタに関する会見」のライブ配信を実施し、同選手が退団することを発表した。なお、7月1日(土)明治安田生命J1リーグ第19節の北海道コンサドーレ札幌戦が最終戦になることも明らかになった。
現在39歳のイニエスタは、バルセロナの下部組織出身。2002年10月に当時監督を務めていたルイ・ファン・ハール氏によってトップチームへと招集され、同年10月29日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節のクラブ・ブルッヘ戦でデビューを果たした。その後、バルセロナの中心選手に成長したイニエスタは、ラ・リーガ優勝9回、CL優勝4回、クラブワールドカップ優勝3回など数々のタイトル獲得を経験した。また、イニエスタはスペイン代表でも活躍。EURO優勝2回、FIFAワールドカップ優勝1回など、同代表の黄金期を築き上げた。
2017-18シーズンの途中にはバルセロナとクラブ史上初の“生涯契約”を結んだものの、2018年4月27日には会見にて同シーズン限りでのバルセロナ退団を発表。同年5月24日には、神戸への移籍が正式に発表された。神戸では、天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会優勝1回、FUJI XEROX SUPER CUP優勝1回を経験。しかし、今シーズンは出場機会を大きく減らし、ここまで明治安田生命J1リーグで3試合、JリーグYBCルヴァンカップで2試合の出場にとどまり、現行契約は2024年1月31日までとなっていたが、契約満了を待たずにクラブを去ることとなった。