メイソン・マウント

 チェルシー所属のイングランド代表MFメイソン・マウントが、昨年にかけてストーカー被害に悩まされていたようだ。24日、『BBC』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが伝えている。

 マウントにストーカー行為を行っていたとされているのはオーラ・メリッサ・スローンという名の21歳の女性。InstagramやTikTokで莫大な数のフォロワーを抱える人気インフルエンサーとして知られている。先日、ウェストミンスター裁判所に出廷したスローン被告は、マウントやブライトン所属のイングランド人MFビリー・ギルモア、チェルシー所属の同国代表DFベン・チルウェルに対し、暴力を伴わない1件の嫌がらせ行為と2件のストーカー行為に及んだことを認めたという。

 報道によると、マウントとスローン被告は2020年11月にチルウェルの自宅で行われたパーティーにて出会い、約半年間に渡って親交が続いていたとのこと。その後、マウントが連絡を絶ったところ、スローン被告によるストーカー行為が始まったようだ。被害にあった期間は昨年6月19日から10月28日まで。マウントはスローン被告に対し、連絡を取るのを止めるよう伝えた上で、スローン被告のアカウントをブロック。しかし、スローン被告は合計21回に渡って電話番号とアカウントを変更し、マウントにメッセージを送り続けたという。

 また、スローン被告はマウントのチームメイトであるチルウェルや、当時チェルシーに在籍していたギルモアに対しても、複数回に渡ってメッセージを送り続けていたという。その中には、選手の友人や家族に向けられたメッセージも確認されているようだ。自宅やトレーニング施設の場所を知られていたマウントは、これらの場所へのスローン被告の出現に怯えながらの生活を余儀なくされていたという。また、ギルモアに関しても、スローン被告からのメッセージに恐怖を感じ、一時期は睡眠薬を服用していたこともあるようだ。

 なお、現在スローン氏は保釈を認められているとのことで、現地時間の6月20日に判決が言い渡されるようだ。