ロドリ

 マンチェスター・C所属のスペイン代表MFロドリが、3冠達成への意気込みを語った。25日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 今シーズンのマンチェスター・Cは、プレミアリーグで長らくアーセナルに首位の座を譲っていたものの、最終盤にかけて破竹の12連勝を記録。首位アーセナルが失速したことも重なり、現地時間20日に3試合を残してのリーグ戦3連覇が決定した。また、今シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)とFAカップでも決勝に進出。イングランド勢14シーズンぶりの“トレブル”(主要タイトル3冠)達成に王手をかけている。

 同クラブは現地時間28日にプレミアリーグ最終節のブレントフォード戦を戦い、6月3日にFAカップ決勝のマンチェスター・U戦、その1週間後の10日にCL決勝のインテル戦を控えている。2022-23シーズンを締め括る2つの決勝戦を前に、中盤の主軸として開幕からここまで公式戦54試合に出場しているロドリは、“トレブル”達成への思いを次のように語った。

「このような状況を迎えられるなんて夢のようだ。この瞬間に辿り着くために、9カ月以上に渡って戦い続けてきた。掴み取りたいと思っている。自分たちらしく戦い、すべてを出し切りたい。これまでの試合と同じようなエネルギー、雰囲気、そして野心を保ち続けなければならない。この精神と人々の協力があれば、僕たちは成し遂げられると思っているよ」

 また、ロドリは2週連続で重要な決勝戦を戦う日程についても言及。「チームは良いトレーニングを積んでいるし、回復する必要があるだろう。今シーズン、多くの時間をプレーした選手もいるので、休むことが重要だ。しかし同時に、レベルを落とさず維持する必要もある。これまで素晴らしい結果を残しているので、そのエネルギーを維持したい」とと語っている。

 ジョゼップ・グアルディオラ監督がマンチェスター・Cの指揮官に就任してから、まもなく7年が経過する。稀代の名将の下で着実に成長を遂げてきた同クラブは、“トレブル”達成という最高の形でシーズンを締め括ることができるだろうか。最終盤の戦いから目が離せない。