マンチェスター・Uを率いるエリック・テン・ハフ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を喜んだ。25日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。
プレミアリーグ第32節延期分が25日に行われ、マンチェスター・Uはチェルシーと対戦した。6分にカゼミーロのヘディングで幸先良く先制したマンチェスター・Uは、前半終了間際にアントニー・マルシャルが追加点。後半にもブルーノ・フェルナンデスとマーカス・ラッシュフォードのゴールで2点を加えると、チェルシーの反撃を最終盤の1点に抑え、4-1で快勝した。
この結果、マンチェスター・Uは勝ち点を「72」まで伸ばし3位に浮上。1試合を残して5位リヴァプールとのポイント差が「6」に拡大したため、2シーズンぶりのCL出場権獲得が決定した。快勝を飾ったテン・ハフ監督は試合内容について次のように語っている。
「オープンな試合だった。チェルシーはすでに来シーズンに向けた準備をしているので、オープンなマインドで試合に臨んでいた。常に戦うのが難しい相手だが、今日は多くのチャンスとスペースを与えてしまった。我々にもより多くの得点を奪うチャンスはあったが、展開はあまりにもオープンで、我々の試合ではなかった。もちろん、最終的には文句はないよ。我々はトップ4にいる。それが最も重要なことだし、クラブの全員に賛辞を送りたい」
欧州最高峰の舞台への返り咲きを果たしただけでなく、今シーズンはカラバオカップを制覇し、FAカップでも決勝進出。かつて栄華を誇った“赤い悪魔”の復活を印象付けるシーズンとなった。就任初年度のオランダ人指揮官は「このクラブはCLに相応しいが、プレミアリーグで出場権を勝ち取ることは簡単ではない。多くのチームが競い合う厳しいリーグだからね。それを達成したのだから、良いシーズンだと言えるだろう」とCL出場権獲得を喜びつつ、今シーズンの戦いを次のように振り返った。
「今の私はこのクラブで快適だが、2節のブレントフォード戦(0-4●)の直後は大変だったのを覚えている。我々はチームを構築しているし、良いスピリットを持ち合わせている。トレーニングでもハードワークし、結果を残している。向上しているし、良い方向に進んでいると思っているよ。同時に、まだ我々が望む場所ではないということも理解している。しかし、これは非常に重要なステップだ。成功したければCLに出場する必要があるからね」