日本時間25日、6位ブライトンはプレミアリーグ3連覇を達成したマンチェスター・シティとホームで対戦し、1-1のドローで貴重な“勝ち点1”をもぎ取った。
この試合、日本代表FWは積極的だった。特にマンチェスター・シティに先制を許して迎えた31分のシーンでは、CKのチャンスで味方がそらしたボールに合わせてダイビングし、身体ごとボールをゴールにねじ込むプレーを見せた。不運にもハンドを取られゴールは取り消され、同点弾は幻となってしまったものの、泥臭く1点を取りに行く三笘の姿勢が垣間見えたワンシーンだった。
三笘は後半に入ってからも、味方からのクロスに合わせてダイレクトでボレーシュートを放ったり、ペナルティーエリア内で胸トラップから強烈なシュートを浴びせたりと、果敢な攻めを見せていた。惜しくも得点には至らなかったが、プレミアリーグでもトップクラスの守備を誇る相手に一歩も引けを取らない姿勢でシーガルズの攻撃を牽引した。
そんな躍動感あふれるプレーを見せた三笘に対して、地元メディア『Sussex Live』は試合後の講評で「スピードのあるカイル・ウォーカーを相手にあまり走らなかったが、それでもチームにとって効果的だった」さらに「イングランド人は彼を打ち負かそうと戦ったが、三笘は冷静さを保ちボールを保持した」と世界でも随一の対人守備の強さを持つイングランド代表SBに対しても落ち着いて対応した日本代表FWを称賛した。
また地元メディア『Sussex World』も「この男は決して走ることをやめない」と試合を通して積極性を見せていた三笘についてコメント。加えて「彼はバーナーをつけると常にフル稼働のようだ」とプレミア初挑戦ながらも、大きな怪我無くここまで駆け抜けてきた日本代表FWを褒め称えた。
ブライトン指揮官デ・ゼルビも三笘をはじめとするシーガルズの選手たちにご満悦だったようだ。イタリア人指揮官は試合後のインタビューで「選手たちの向上は素晴らしく、私にとっても非常に満足のいくものだった」とコメント。また「自分自身やクラブ、ファンをリスペクトし、勇気と、世界最高のチームに勝てると自分たちを信じているということを示さなければならなかった。それができたと思う」とプレミア王者に対しても自信をもって果敢に攻めていった、日本代表FWやブライトンの攻撃陣を称賛した。
ブライトンはこの引き分けで来季のEL出場権を獲得し、ホーム最終戦でサポーターたちと喜びを分かち合った。悲願を達成したブライトンではあるが、このメンバーでプレーできるのもあと1試合、アストンヴィラとの最終節である。相手はホーム6連勝中と難敵ではあるが、勝利を掴み取り有終の美を飾りたいところだ。
(ABEMA/プレミアリーグ)