プレミアリーグ第38節(最終節)が28日に行われ、今シーズンの全日程が終了した。
得点王には、クラブ史上初の3連覇を成し遂げたマンチェスター・Cの“怪物”ことノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが輝いた。イングランド上陸1年目だったハーランドは驚異的なペースで得点を量産し、1992-93シーズンから始まったプレミアリーグの1シーズン内歴代最多得点数を更新。最終的にはプレミアリーグ35試合の出場で36ゴールという成績を残して得点ランキングの頂点に立った。なお、ハーランドはプレミアリーグのプレーヤー・オブ・ザ・シーズン(年間MVP)とヤングプレーヤー・オブ・ザ・シーズン(年間最優秀若手選手)にも輝いている。“トレブル”が射程圏内のチームにおいて、数々の個人記録を受賞するイングランド1年目を過ごした。
ハーランドに続く得点ランキングの2位には、一昨シーズンの得点王であるトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインが入った。今シーズンのケインはプレミアリーグ全38試合にスタメン出場して30ゴールを記録。最終節のリーズ戦では2ゴールを決め、2017-18シーズンに記録した自身の1シーズン内過去最多得点数に並んだ。クラブは今季8位フィニッシュとなり、来季のヨーロッパカップ戦出場権を逃したものの、個人としては堂々のシーズン過ごしたと言えるだろう。
3位にはブレントフォードのイングランド代表FWイヴァン・トニーがランクイン。今季はプレミアリーグ33試合の出場で20ゴールを挙げ、最後まで欧州のカップ戦出場権を争ったブレントフォードに欠かせないストライカーとして君臨した。だが、18日には賭博規則違反により2024年1月16日まで8カ月間のサッカー関連活動の出場停止処分を受けており、シーズン最後の2試合を欠場。来季もシーズン前半戦は出場することができない。
4位にはリヴァプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが入った。昨季の得点王でもあるウインガーは、今季のリヴァプールで全38試合のピッチに立ち19ゴールを記録。押しも押されもせぬリヴァプールの“エース”としてシーズンを通して活躍を続けた。5位に入ったのはニューカッスルのイングランド代表FWカラム・ウィルソン。今季序盤は負傷に悩まされた期間もあり、シーズン後半戦は途中出場も少なくはなかったが、31試合の出場で18ゴールをマーク。“主砲”としてクラブの21シーズンぶりチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献した。
今季のプレミアリーグ得点ランキングは下記の通り。
■得点ランキング
※15ゴール以上の選手のみ掲載
▼1位:36ゴール
アーリング・ハーランド(マンチェスター・C/ノルウェー代表)
▼2位:30ゴール
ハリー・ケイン(トッテナム/イングランド代表)
▼3位:20ゴール
イヴァン・トニー(ブレントフォード/イングランド代表)
▼4位:19ゴール
モハメド・サラー(リヴァプール/エジプト代表)
▼5位:18ゴール
カラム・ウィルソン(ニューカッスル/イングランド代表)
▼6位:17ゴール
マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・U/イングランド代表)
▼7位タイ:15ゴール
ガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル/ブラジル代表)
オリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ/イングランド代表)
マルティン・ウーデゴーア(アーセナル/ノルウェー代表)