今シーズン限りでフランクフルトを退団することが決定している日本代表MF鎌田大地が、ミランに加入することに近づいているようだ。28日、ドイツメディア『Sport1』やイタリアメディア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』などが伝えている。
現在26歳の鎌田は2017年夏にサガン鳥栖からフランクフルトに4年契約で完全移籍。移籍初年度は適応に苦しみ、翌シーズンはベルギーのシント・トロイデンへレンタル移籍を経験した。そこで結果を残すと2019-20シーズンに復帰。2020年には2023年6月までの新契約を締結した。2021-22シーズンはヨーロッパリーグ制覇に主力選手の一人として大きく貢献している。今シーズンもチャンピオンズリーグ(CL)を含め、公式戦46試合に出場し、16ゴール7アシストを記録した。
今年4月12日に契約満了に伴い、今シーズン限りでフランクフルトを退団することが発表されていた鎌田の移籍先には注目が集まっており、ドルトムントやミラン、ベンフィカ、ナポリなどが新天地候補に挙げられていた。
そんななか、報道によると、鎌田はミランに加入することで口頭合意に至っている模様。『Sport1』では2028年6月30日までとなる5年契約を締結予定であることが報じられている。
また、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏も鎌田がミラン加入に近づいていることを伝えながら、クラブは楽観的ではあるものの、契約にサインするまでは慎重にならなければならないことも強調。それでも、すべてが順調に進めば7日以内にメディカルチェックを受けることになるようだ。
28日に行われたセリエA第37節でユヴェントスに1-0で勝利したことで4位以内フィニッシュを確定させ、来シーズンのCL出場権を獲得したミラン。かつて本田圭佑もプレーした同クラブに果たして報道通りに鎌田は加入することになるのだろうか。