一発が“当たれば終わる”重量級対決で、ほぼノーガードで打ち合う危険なストリートファイトのような打撃戦が展開された。最後は脳を揺らされ、制御不能に…100キロ超えの巨体が足元から滑るようにズルズルと崩壊する壮絶なKO決着に「最初から最後までヘビーという感じ」と放送席も興奮気味に振り返った。
5月28日に後楽園ホールで開催された「RISE168」。ミヤギン(team Bonds)とMAX吉田(池袋BLUE DOG GYM)のヘビー級対決は1ラウンド、ミヤギンが2度のダウンを奪い吉田をノックアウト。体重の乗った重いパンチで相手を腰砕けにするヘビー級ならではの無骨な展開、さらにKO決着に視聴者から「まるでグローブを装着したストリートファイト」といった驚きの反応が寄せられた。
RISEでは貴重な重量級ファイターの常連ミヤギンとアントニオ猪木率いる IGFの元プロレスラーでシュートボクシングから柔術まで格闘経験が豊富な吉田の対戦は、ゴングとともに真っ向勝負の殴り合いとなった。
序盤からブンブンと鈍い音を立てミヤギンの重いフックが飛ぶが、吉田もヒザ、さらにストレートで相手の首を仰け反らせるほどの反撃。「どっちが先に倒れるか?」重量級ならではのヒリヒリした展開となった。
両者ともにほぼノーガードでまるで喧嘩のような打ち合いが展開されること1分、先制のダウンシーンが生まれる。ミヤギンが吉田のプレッシャーを左手で制止しつつ、右のストレートを撃ち抜く技ありの一発。吉田の巨体が吹き飛ぶと、ロープにもたれ掛かるように尻もちをついて崩れ落ちた。
重い一撃で脳を揺らされた吉田は立ち上がるも一気に失速。それでも気力と根性でアッパー、さらにパンチの連打で反撃を見せるが、攻撃はここまで。最後はミヤギンの体重の乗ったブン回し系のフックを次々と被弾。最後は制御不能となった吉田の巨体から力が抜け、足元から滑り落ちるように崩壊した。
開始わずか140秒の重量級KO決着にABEMA放送席も「凄いですね…迫力が」「最初から最後までヘビーという感じ」と興奮。視聴者からも「デカい、怖い、面白いが揃った試合」「グローブを装着したストリートファイトのような殴り合いだった」と驚きの声が寄せられた。
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