「年間1300万円分をポイ活で稼いだ」 “無料”で得する極意と潜む“リスク”
【映像】ポイ活で生活費ゼロの極意を激白
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 街中にはお金を使わない、タダ=無料のサービスがあふれている。
最近よく見かけるコンビニの無料引換券や無料でもらえる規格外の野菜、ゲームをすることで商品をもらえるアプリもある。

【映像】“ポイ活でタダ生活”とは思えない部屋(写真あり)

 そんなサービスを駆使するのが“タダマスター”、しんぽいさん(43歳)だ。部屋にあるほとんどのもの、ティッシュボックスからテレビ、エアコンなども“タダ”だというが、実はこれら全て“ポイ活”で入手したもの。

 ニュース番組「ABEMA Prime」に出演した、しんぽいさんは「1ポイント1円なので1300万円分のポイントだ」と話す。

■「年間1300万円分のポイントを稼ぐ」達人の“無料で得する極意”とは?

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 “ポイ活”を始めたきっかけについて「きっかけは本業の収入が激減したこと。何かお得に自分で稼げるものはないか? ということで、ポイントサイトを活用して、ポイントを貯めて現金として使うことを始めた」と答えた。

 ポイントサイトとは、ネット上のショッピングモールのようなもので、そこを経由して買い物することで、例えば楽天やユニクロなどの独自のポイントに加えて、ポイントサイトにもポイントが貯まり、“ダブル獲り”ができるという仕組み。

 1300万ポイントもあると、全ての有効期限を把握できないのでは? と思うが、「仕事としてもやっているので、残高は全てチェックして把握している」という。ちなみに、ポイントを使った最近で一番高い買い物は「ドラえもんの絵で33万円。dポイントで払った」と答えた。

 具体的に今から“ポイ活”を始める場合、「何もわからない人なら、まずはクレジットカードを使って、支払いを現金からクレジットに変えることでポイントが貯まるようになる。そのポイントでお得に買い物をして“めっちゃ貯まるやん”という経験をすることから始めるのが良い」という考えを示した。

 ポイ活の極意については「寝るだけでもポイントが貯まり、枕をもらえるようなアプリもある。起きてから歩くことでもポイントになるし、買い物に行ってレシートを提出してもポイントになる。生活がポイントになる。月3万ポイントを稼ぎたいなら“すき間時間”で充分できる。あまりポイ活に時間を割く感じはない」と答えた。

 年間1300万ポイントだと月100万ポイント以上という計算になるが、それだけ稼げているのは「発信もしているから」で、最も大きいのは「サイトの友達紹介だ」と発言。

 また、「“100個限定で無料”というキャンペーンでも、蓋を開けたら“60個しか申し込みがこなかった”というように、申し込めばもらえるものは結構ある」と、プレスリリースにアンテナを張ったり、「ポイント還元率が3倍や5倍になるのも見逃さない」といった極意も語った。

■“タダより怖いものはない”経験をしたfumifさんの事例

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 一方、“タダより怖いものはない”という経験をしたのがfumifさん。「海外旅行で立ち寄った土産物店で“セミナーに参加すれば高級ホテルの宿泊券を無料でプレゼントする”と声をかけられて参加した。気がつくと高級ホテルのタイムシェアの勧誘に変わり、終了予定から1時間半過ぎても契約をしないと帰れない雰囲気になった。高いとは思ったが勧誘に疲れたこともあって500万円のプランを10年ローンで組んでしまった。買った瞬間は浮かれていて、逆に良かったと思っていた」と、自身の経験を語った。

 他にも同様の事例を経験していて、「“商品券がもらえる”と参加したセミナーで4580万円の投資用不動産物件を買ってしまった件は特に困っていて、ずっと赤字で80歳ぐらいまでプラスにならない計算になっている。自己啓発セミナーも108万円でFXの商材を買わされているので返済が大変だった」と実情を語った。

 何度も辛い経験をしていることに「なぜ騙されるのかと思うけれど、自分でも理由はわからない。やはり無料と書いてあるとつい気を引かれてしまう。それからも同様のセミナーに参加してしまったことがある」と答えた。

■“無料で得する”と“無料に騙される”の線引きは?

 この対照的な例に、銭湯・サウナ好きライターのヨッピー氏は「しんぽいさんは断る力がとても強いのだろう」と指摘。

 また、体験無料や初回無料、今だけ無料といった誘い文句に潜むリスクについて「1回サービス名をTwitterで検索をするといい。入ろうかなと思っているサービスの名前で“退会”と入れると、退会できないようなところは誰かがだいたい文句を言っている」と述べた。

 しんぽいさんは「結局出口がわからずサブスクを利用すると、実は1カ月で解約できないこともある。ポイントサイトを利用する時にもきちんと条件を見たほうがいい」との見方を示した。

 そのうえで、「リアル系のセミナーに行くこともあるが、話に出た不動産のような例になると断れない人もいる。そこはやっぱり断る力も必要だ。そういったところで線引きが必要だ」と答えた。

(『ABEMA Prime』)

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