マンチェスター・Uを率いるエリック・テン・ハフ監督は来季に向け、さらなる投資が必要だと感じているようだ。29日、クラブの公式HPが同監督のコメントを伝えている。
プレミアリーグ第38節(最終節)が28日に行われ、マンチェスター・Uはフルアムと対戦。すでに来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得しているマンチェスター・Uは、イングランド代表FWジェイドン・サンチョとポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスのゴールにより逆転勝利し、リーグ4連勝を達成。今季のプレミアリーグを3位でフィニッシュした。
試合後、メディアの取材に応じたテン・ハフ監督は「絶対に勝ちたかった。フルアムは素晴らしいシーズンを過ごしてきた良いチームだが、我々は多くのチャンスを作ったと思う。だから、この勝利に満足しているし、3位という順位にも満足している」と述べ、プレミア復帰初年度に10位と躍進したチーム相手から勝ち点3を奪い、今季をトップ3で終えられたことへの喜びを口にしている。
また、「我々には、先発メンバーに名を連ねるべきプレーヤーが揃っている」と現所属選手のクオリティを評価しつつも、「この厳しいリーグで、トップ4やトロフィー争いをしたいのであれば、投資しなければならないし、そうでなければチャンスはない。冬の間に、周りのクラブが巨額の投資を行ったのを目にしてきた。だが、我々はそうではなかった。それでも結果を残せたのだから本当に嬉しいし、自分のチームを誇りに思う」と、さらなる補強の必要性を強調した。
加えて、6月3日に行われるFAカップ決勝・マンチェスター・Cとの一戦についても決意を述べている。
「フットボールでは常にチャンスがあると思う。振り返ってみても、我々は1月に彼らを倒している。マンチェスター・Uはここ数年で何度もマンチェスター・Cを破っている。選手たちは、自分たちが持つレベルでプレーすれば戦えることを知っている。それは明らかだ。この時期に優れたチームと対戦できる。チャンスはあるのだから、掴みにいかなければならない。すべてを出し切らなければならないし、試合後は言い訳をしてはいけない」