バイエルンは、今季限りでドルトムントを退団するポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロを獲得候補者リストに入れているようだ、29日、ドイツメディア『スカイ・スポーツ』が報じている。
1993年12月22日生まれのゲレイロは現在29歳。フランスで複数クラブの下部組織を渡り歩き、2012年にカーンでプロキャリアをスタートさせると、2016年夏にドルトムントに加入した。本職の左サイドバックや左ウィングバック、ミッドフィルダーなど複数ポジションを高レベルでこなして、クラブ在籍7シーズンで公式戦通算244試合に出場し40得点50アシストを記録。2度のDFBポカール優勝にも貢献していた。
ブンデスリーガ最終節でバイエルンに“王冠”を掻っ攫われたドルトムント。翌28日にゲレイロは、自身の公式Instagramにて「このクラブでプレーできたこと、そしてBVBのカラーを身にまとえたことは、決して忘れることができない」とドルトムントでの7年間に終止符を打っていた。そんな中で『スカイ・スポーツ』によると、今夏の移籍市場でフリーとなった同選手に対して、バイエルンが関心を寄せている模様。ここ数週間、契約満了による退団が目前に迫っていることを認識していたバイエルン側は、ゲレイロの代理人と“前向き”な話し合いを続けてきたようだ。
一方で『スカイ・スポーツ』は、この先獲得に向けた協議を続けるかはまだ不明と指摘。本格的な交渉を開始するかは近いうちに決断するようで、そのカギを握るのはトーマス・トゥヘル監督とのこと。ドルトムント時代の教え子であり、同選手の素質を見抜いてミッドフィルダー起用した当の本人でもあるトゥヘル監督との会談次第という。なお以前、トゥヘル監督は「彼は、監督のお気に入りになる道を順調に進んでいるね」と語るなど、同選手のポテンシャルを高く評価している。
果たして今夏、バイエルンでゲレイロとトゥヘル監督のタッグが再結成されることになるのだろうか。