ベンジャマン・パヴァール

 バイエルン所属のフランス代表DFベンジャマン・パヴァールが、今夏の退団を望んでいるようだ。30日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在27歳のパヴァールはリールとシュトゥットガルトでのプレーを経て、2019年夏にバイエルンに完全移籍加入を果たした。初年度から主力として3冠達成に大きく貢献すると、その後も右サイドバック(SB)とセンターバック(CB)を主戦場に最終ラインの主軸として活躍。在籍4年目の今シーズンも公式戦通算43試合の出場で7ゴール1アシストという成績を残した。

 そんなパヴァールとバイエルンとの現行契約は2024年6月末で満了に。クラブ側は同選手との契約延長を希望し、かねてから交渉に臨んでいることが明らかになっていた。しかし、今回の報道によると、パヴァールはクラブが提示した契約延長オファーを拒否した模様。加えて、今夏のバイエルン退団を望んでいる旨を直接クラブ側に伝達したようだ。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も自身の公式Twitterにて、パヴァールがバイエルンが提示した新契約を拒否したことを指摘し、「パヴァールは新たな章に挑戦したいと考えている。現在の契約は2024年をもって満了となる」と伝えている。

 なお、同選手に対してはバルセロナが関心を示している模様。しかし、ロマーノ氏によると、同クラブは他のポジションの補強を優先事項として捉えており、今夏の移籍市場で実際に獲得に乗り出すかは不透明だという。『スカイスポーツ』によると、パヴァールに対しては数多くクラブが関心を寄せており、来たる移籍市場では争奪戦が勃発する可能性もあるとのこと。選手本人は、代理人を務めるピニ・ザハヴィ氏から近日中にアドバイスを受ける予定だという。