今シーズンはチェルシーでプレーしていたスイス代表MFデニス・ザカリアが、ユヴェントスに復帰することになるようだ。30日、イギリス紙『メトロ』が伝えている。
現在26歳のザカリアは2022年1月末、4年半を過ごしたボルシアMGからユヴェントスに完全移籍。今季はセリエAで2試合に出場していたが、昨夏の移籍市場最終日に買い取りオプション付きのレンタル移籍でチェルシーに加入した。しかし、11月に入るまで出場機会はなく、その後も負傷者が続出した際には起用されていたものの、最終的にチェルシーでは公式戦11試合の出場で1ゴールを記録するに終わった。
レンタル移籍期間は今シーズン終了までとなっていることから、去就に注目が集まっているザカリア。契約には3000万ポンド(約52億円)の買い取りオプションが付随していることも明らかになっているが、チェルシーはこれを行使するつもりがないようだ。
移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、チェルシーの新指揮官に就任したマウリシオ・ポチェッティーノ監督の構想にザカリアは含まれておらず、同選手はユヴェントスに戻ることになるという。
なお、チェルシーには、アトレティコ・マドリードからポルトガル代表FWジョアン・フェリックスもレンタルで加入しているが、買い取りオプションが付随していなかったことや完全移籍には高額な金額が要求されていることから、同選手が今シーズン限りでチェルシーを離れることをアトレティコ・マドリードのエンリケ・セレソ会長が明かしており、J・フェリックスに続いてザカリアも今シーズン限りでチェルシーを離れることになりそうだ。