(左)ダニー・ウェルベックと(右)三笘薫

 ブライトンに所属するイングランド人FWダニー・ウェルベックが、2022-23シーズンの戦いを振り返った。30日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 今シーズンのブライトンは、昨年9月にグレアム・ポッター監督をチェルシーに引き抜かれたものの、後任のロベルト・デ・ゼルビ監督の下で、攻撃的かつ魅力的なサッカーを展開。マンチェスター・Cを率いる“名将”ジョゼップ・グアルディオラ監督に「ビルドアップに関して言えば、彼らは世界最高」と評されたチームは、プレミアリーグを6位で終え、来シーズンのヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得した。

 在籍3年目のウェルベックは、センタフォワード(CF)を主戦場にリーグ戦31試合に出場し6ゴール4アシストをマーク。日本代表FW三笘薫やアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターなど共に攻撃を牽引し、チームの大躍進を支えた。過去にマンチェスター・Uやアーセナルで活躍した32歳の経験豊富なストライカーは、加入当初を振り返りつつ、“飛躍の1年間”を次のように振り返った。

「3年前にここに来たが、それ以来このクラブはシーズン毎に進歩してきた。ELに参戦することは驚くべき成果であり、現実とは思えないほど素晴らしいことだ。先週のマンチェスター・C戦(1-1△)では大きな成果を挙げることができたし、最高の気分だったよ。僕はこれまでいくつかの素晴らしいチームや大会でプレーしてきたけど、ブライトンをヨーロッパに導き、この素晴らしいクラブの一員となり、そしてファンとクラブに関わる全員に大きな喜びをもたらしたことをとても誇りに思う」
 
 クラブ創設122年の歴史で、初めてヨーロッパの主要コンペティションへの出場権を勝ち取ったブライトン。来たる2023-24シーズン、プレミアリーグとヨーロッパの舞台でさらなる飛躍を遂げることはできるだろうか。ウェルベックは「今はみんなが休暇を楽しみにしているけど、僕は新たなシーズンが待ちきれないよ」と締め括った。