かまいたち濱家が音信不通から15年ぶりに再会した親友とデュオを結成し、音楽フェス・メトロックのオープニングアクトに出演。オリジナルソングを情感たっぷりに熱唱し、大阪・十三駅の高架下で弾き語りをしていた高校時代の夢を叶えた。
5月31日(水)、かまいたちの山内健司&濱家隆一がMCを務める『かまいガチ』#118が放送。今回の放送では野外音楽フェス「TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIAL 2023」(メトロック)のオープニングアクトとその舞台裏が明らかになった。
そもそものきっかけは、今年2月放送の『かまいガチ』で濱家と濱家の高校時代の親友・熊谷侑真さんが15年ぶりに再会したこと。高校時代にミュージシャンを目指していた2人は当時大阪・十三駅の高架下で弾き語りをしていたという。15年ぶりの再会を機に2人はNew Castlesを結成。熊谷さんが作詞作曲を手掛けたオリジナルソング『ロボット』で全世界配信デビューを果たした。
山内が「New Castles、メトロック出演決定」と発表すると、濱家は「もうええ、もうええって…」とプレッシャーで押しつぶされそうに。しかも発表からメトロックまでの日程は2週間を切っていた。濱家は仕事の合間を縫ってボイストレーニングに通い本番に備えた。
本番の日。まずは山内がGENERATIONSの白濱亜嵐、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太を“バックダンサー”にしてChoo Choo TRAINを歌い、濱家は「GENERATIONS出てるやん!」と衝撃。観客の盛り上がりは最高潮に。
続いて濱家がステージへ。濱家は「お邪魔いたします!」と低姿勢で挨拶を切り出しつつ、「色々言いたいことがある。先に1つだけ。お前GENERATIONSさんに失礼やろ!ええ加減にせーよ!」「歌詞飛んでる時、袖のスタッフさん大慌てやったぞ(笑)」と山内にツッコミをお見舞いして会場を沸かせた。そしてついにNew Castlesステージデビューの瞬間。大阪・十三駅の高架下で「いつか一緒に大舞台で歌おう」と誓いあった2人の少年の夢が、20年以上の時を経て、ついに叶う。
イントロが流れ始めると観客は一斉に手拍子を贈り、会場は温かい雰囲気に。濱家は熊谷さんのギターに合わせて時折目を細め、感情を丁寧に届けるように『ロボット』を熱唱した。観客は濱家の歌声と熊谷さんのギターに耳を傾け、歌が終わると大きな拍手と歓声を贈った。
オープニングアクトを終えた濱家は舞台裏で落ち着きを取り戻すと「めっちゃ緊張して不思議な感じやったな」と声をはずませた。熊谷さんが「40にさしかかるので、これ(この景色)は見られないだろうと思っていたのに」と大舞台を振り返ると、濱家も「高架下からはな」と20年以上前に抱いた夢にしみじみと思いをはせた。