2日、岸田総理が同日発売の「フライデー」で報じられた総理公邸における忘年会に言及した。
【映像】赤いじゅうたんで…報道された“集合ショット”のイメージ図(画像あり)
公邸における行動が不適切だとして更迭された長男・翔太郎氏や、親族との忘年会に自らも出席した写真が報じられたことについて、岸田総理は「私的な場所で問題はない」と認識を示した。
ニュース番組「ABEMA Prime」に出演した、ネット掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき氏は「テーブルの上を土足で歩いたなどであれば不適切だと思うが、そもそも土足で歩く、階段の上に寝転がる自体、何も問題ないのでは。岸田総理が『騒ぐ必要ないよ』と言うのではなく、『不適切な行為はない』と言って息子を切り捨てたのは、ちょっと面白いと思った」とコメント。
一方、ジャーナリストの堀潤氏は「親として1回謝るべきだと思う」と話す。
「まず『親としての管理がなってなかったごめんなさい』と謝ってほしかった。その上で『政治家としてはこうです』と説明すればいい。息子の翔太郎氏に関しては、これまで様々な課題があった。情報漏洩や公私混同も全部セットにして考えると、極めて不適切だったのではないか」
これに対し、ひろゆき氏は「翔太郎氏は公務員試験をちゃんと突破したわけではない。単に総理の息子だから、そのポジションにいたから、足を引っ張られやすい」とした上で、「そもそも忘年会の主催者は岸田総理だと思う。不適切な行為があったとしたら、幹事である岸田総理が謝るべきだ」と話す。
ライター・編集者の速水健朗氏は「これを本当に問題だと追及している人たちはいるのか」と疑問。「7月解散説が出たタイミングで、メディアが面白がって盛り上げているだけなのではないか。僕たちもそれに乗っかっている可能性がある」と指摘する。
これに堀氏は「台湾に取材に行ったとき、フェイクニュースをチェックする市民団体の人が『フェイクニュースは内容ではなくタイミングだ』と言っていた。選挙の前に、政府に対して国民の不信感を燃えたぎらせるために、ピンポイントでフェイクニュースを流して、気持ちに火をつけていく。今回はフェイクニュースではないが、なぜこのタイミングなのか、一度引いて見て考えたほうがいい」と述べた。
(「ABEMA Prime」より)
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