【キリンチャレンジカップ2023】日本－エルサルバドル（6月15日／豊田スタジアム）
15日、日本代表（FIFAランキング20位）は、キリンチャレンジカップ2023でエルサルバドル代表（同75位）と対戦し、日本代表MF久保建英（レアル・ソシエダ／スペイン）がゴールを挙げた。
【映像】森保ジャパン2戦目：スペイン語でバチバチやり合う久保建英
25分、左サイドから崩した日本は、三笘が入れたボールが一度は相手に防がれるも、自分で回収。そのまま中央に折り返すと、フリーで待ち構えた久保が左足を一閃。ボールはゴールの右隅に吸い込まれた。
3歳のころからサッカーを始めた久保は、幼少期に行われたバルセロナキャンプでMVPを獲得。そこでの活躍が認められると、川崎フロンターレの下部組織を経て2011年にバルセロナのカンテラである『ラ・マシア』に入団した。その後はバルセロナの下部組織で頭角を現すも、バルセロナがFIFAから18歳未満の外国人選手獲得・登録違反による制裁措置を受け、公式戦出場ができなくなったため2015年に日本に帰国。FC東京の下部組織に入団すると、着実にステップアップして2017年に16歳でFC東京とプロ契約を結んだ。
Jリーグでは横浜F・マリノスへのレンタル移籍などを含めて、4シーズンで24試合5ゴール4アシストを記録。すると18歳となった2019年にレアル・マドリードへの加入が発表された。しかしレアル・マドリードではプレー機会を得られず、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェなどにレンタル移籍。今シーズンはレアル・ソシエダへの完全移籍が発表され、今季は公式戦35試合9ゴール7アシストと結果を残し、大手メディア『The Athletic』が、ラ・リーガのベスト11に選出する活躍を見せた。
日本代表としては各年代別の代表に選出されると、15歳5カ月20日の最年少記録でU-19日本代表に選出された。なお、中学生での同代表選出は、史上初の快挙だった。その後も着実にステップアップすると、2019年にはキリンチャレンジカップの日本代表メンバーに選ばれ、21世紀生まれの選手が、初めてフル代表に選出された。
また東京オリンピックに臨むU-24日本代表に選ばれると、初戦の南アフリカ戦で決勝ゴールをマーク。続くメキシコ戦、フランス戦でもゴールを奪うなど、予選で3試合連続ゴールを奪ってノックアウトステージ進出に貢献し、日本の4位入賞を支えた。その後2022年のキリンチャレンジカップ・ガーナ戦でフル代表で初ゴールをマーク。
フル代表では、FIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選を戦い、カタールでの本大会は2試合に出場。ここまで公式戦23試合1ゴールを残している。
（C）浦正弘（ABEMA／キリンチャレンジカップ2023）
