1秒間に1億と3手読む男・佐藤康光九段、2戦2勝の大躍進!解説者「普通の棋士は13手ですよ」にファン爆笑「現実的w」「AIより強いやん」/将棋・ABEMAトーナメント
【映像】ABEMAでみる

 1秒間に1億と3手読めたら、それはもうAI超えだ。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」予選Dリーグ第1試合、チーム康光とエントリーチームの対戦が6月17日に放送された。リーダー佐藤康光九段(53)は、苦戦していたフィッシャールールの克服に成功し、初戦で2戦2勝と大活躍。スコア5-1で快勝したチームを牽引した。佐藤九段といえば「1秒間に1億と3手読む男」と呼ばれる棋士。同世代の近藤正和七段(52)からは「普通の棋士は13手ですよ」と愛あるいじりが飛ぶほどの快進撃だった。

【映像】佐藤康光九段の異名について同世代棋士がトーク

 佐藤九段は団体戦となってから4大会連続してリーダーとして参戦しているものの、これまでは結果が出ず「課題は佐藤康光九段」と自身が活躍できるかどうかが、チームの成績に直結すると強い自覚を持っていた。今大会初戦となったエントリーチームには同世代の棋士もいるだけに、絶対に負けたくないところ。すると第3局・第6局と行方尚史九段(49)と対戦することとなった。

 行方九段の先手番で始まった第3局は、佐藤九段が角交換型振り飛車に誘導。行方九段が居飛車で銀冠に構えると、佐藤九段は向かい飛車に美濃囲いという序盤になった。すると佐藤九段が一瞬の隙を逃さないような突然の仕掛け。行方九段が受けきれそうな気配もあったものの、時間切迫で悩んだところを佐藤九段がさらに強襲。実戦的な手の連続によって120手で勝利を収めた。

 持ち時間5分・1手指すごとに5秒加算というフィッシャールールでの超早指しは、いかにテンポよく指し、時間でリードするかも大きな要因になる。この1勝で流れを掴んだのか、再戦となった第6局でも佐藤九段が冴えた。今度は佐藤九段の先手番から始まったが、佐藤九段は再び向かい飛車を採用。行方九段も居飛車のままで、再び対抗形でスタートした。角の交換からお互いに筋違いの角を打ち込む珍しい展開になったが、発想力豊かな指し回しが特徴の佐藤九段からすれば、むしろ自分のフィールド。道中、美濃囲いから穴熊に囲い直して周囲を驚かせると、結果的にはこの穴熊策が大成功。時間も残り少なくなってからの叩き合いでも自玉の堅さが活き、難敵に連勝を収めた。

 この戦いぶりを見てつぶやいたのが大盤解説を務めていた同世代の近藤七段だ。唐突に「佐藤九段は1秒間にすごいんですよね。1億と3手でしたっけ」と切り出すと「普通の棋士は1秒間に13手ぐらいですね(笑)。13手でも見える方ですけど」と、愛のあるいじり。これにはファンの間でも「現実的w」「AIより強いやん」「元祖AI超え」とコメントが盛り上がっていた。

◆ABEMAトーナメント2023 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり、今回が6回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士14人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全15チームで行われる。予選リーグは3チームずつ5リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
ABEMA/将棋チャンネルより)

【映像】快勝を振り返るチーム康光
【映像】快勝を振り返るチーム康光
【映像】佐藤康光九段の異名について同世代棋士がトーク
【映像】佐藤康光九段の異名について同世代棋士がトーク
【映像】佐藤康光九段の異名について同世代棋士がトーク