1秒間に1億と3手読めたら、それはもうAI超えだ。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」予選Dリーグ第1試合、チーム康光とエントリーチームの対戦が6月17日に放送された。リーダー佐藤康光九段(53)は、苦戦していたフィッシャールールの克服に成功し、初戦で2戦2勝と大活躍。スコア5-1で快勝したチームを牽引した。佐藤九段といえば「1秒間に1億と3手読む男」と呼ばれる棋士。同世代の近藤正和七段(52)からは「普通の棋士は13手ですよ」と愛あるいじりが飛ぶほどの快進撃だった。