「クオーターライフ・クライシス」という言葉を聞いたことはあるだろうか。人生100年時代、その4分の1に差し掛かる20代後半から30代にかけて、人生や将来に対して不安や焦りを抱える人が多いという。
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実際に20代後半〜30代は不安や焦りを抱きやすい時期であるのかを検証するため、Yahoo検索で「漠然とした不安」「人生 焦り」などの関連ワードを含んだ検索をした人の割合をグラフ化。一番高い山が25〜30歳となっていた。
その不安を抱く世代がどんな悩みを抱えているのか。カテゴリーごとに特徴的な検索ワードを抽出したデータを見てみると、やりたい仕事がない、転職すべきか、結婚できるか、同世代の貯金額などについて気にしている様子が伺えた。
いろいろ悩む世代だが、この悩みはどこから来るのだろうか。『ABEMAヒルズ』では精神科医での木村好珠氏に話を聞いた。
「『何者かになりたい』と突っ走れる大学生がその後、就職してがむしゃらに頑張る。20代前半を経て、現実をわかってきた頃に『何者かになるってなんだろう』『自分は何ができるのか』と立ち止まり、自分自身に向き合う。そうした時に漠然とした不安が出てきて、人生の選択肢に悩んでしまう方が非常に多い」
では、どうやって乗り越えればいいのか。
「まず、自分は何をすると楽しいのかを知ること。そして、“一人”ではなく“みんなで”楽しむことも知ってほしい」
やりたいことを見つける方法は?
「ルーティーンの生活を送っている人が多いと思うが、実は全く同じ日なんてなく、嬉しい、悔しいと感情が揺れ動いたりする瞬間は必ずあるのでそれを見つけてみて。趣味にしても人に誇れるような派手なものでなくていいので、やっていてワクワクする、テンション上がるものを探して、行動してみるといい」
(『ABEMAヒルズ』より)
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