TVアニメ「夢見る男子は現実主義者」の放送が、2023年7月3日(月)からスタートしている。原作はHJ文庫(ホビージャパン刊)の同名小説。主人公の佐城渉(さじょう わたる)がクラスメイトの美少女・夏川愛華(なつかわ あいか)と両想いになるべくアプローチを続けるも、突然夢から醒めてしまい、現実主義者として一歩引いた立ち位置で愛華のために尽くそうとする青春ラブコメディだ。
突然の渉の変化に戸惑う愛華の繊細な心情も描かれる本作にちなみ、渉役を演じた宮瀬尚也と愛華役の涼本あきほに対して、それぞれが夢見がちなことや現実的に見てしまうことについて伺ってみた。
――本作のタイトルにちなみまして、お二人が意外と夢見がちな部分や逆に現実的に見てしまうことについて伺えればと。
涼本:思わず現実から目を逸らしてしまうと言いますか、私は夜ふかしが好きでゲームをしているといつの間にか朝日が登っていて「これは現実じゃない!」と思って、逆に夢を見出しますね(笑)。
一同:(笑)
宮瀬:ただの現実逃避(笑)。
涼本:夜ふかしはやめられないんです(笑)。どちらかと言うと、私は夢見がちな方だと思います。あの、朝日が昇るまで起きちゃう時は深夜3時ごろに一番お腹が空くんですよ!
宮瀬:(笑)。
涼本:そこでカップラーメンなんかを食べちゃうのですが、幸い太らない体質なので、そこはまだ夢を見ていたいなって思います! あと太っちゃうと思って食べると太りやすいらしいので!
宮瀬:現実逃避の結果の夢だね!
涼本:宮瀬君こそ、逆に現実主義者っぽいけど?
宮瀬:僕も太らない体質なので、寝る前でも何時でもお腹が空いたら食べちゃいます。
――なるほど(笑)。ほかに夢見がちになってしまうことはありますか?
宮瀬:なんでしょうね、たとえばカーペットに食べ物をこぼしてしまった時に、すぐに拭かずにいったん夢に逃げてひと息ついてから「拭くか」って思うことはあります。
――服にシミが付いちゃった時も、こういう模様ということに出来ないかなって思うことがありますね(笑)。
宮瀬:ありますあります! Twitterで「こういう模様として過ごします」って宣言してみたり。
涼本:今の服の話で思い出したのですが、現実主義者な部分で言いますと、毎日めちゃくちゃお天気予報をチェックしています。お洗濯が大好きで、洗濯物を干してあるベランダを見ることが幸せで……。
宮瀬:それは……あっ、他人のベランダじゃなくて自分の洗濯物ね。
涼本:そうそう……他人のじゃないよ!
宮瀬:何かヤバいことを言い出したなと思って(笑)。
――夢でも現実でもないものを見ているのかという(笑)。
涼本:あぶないあぶない(笑)。ということなので、1時間ごとのお天気予報のグラフや湿度をちゃんとチェックして、洗濯物をいつ干すのか、何時ごろに取り込めそうかなとかしっかり考えているので、そういう意味では現実主義者かもしれないです。
――とはいえ洗濯物を眺めるのは、なかなか洗濯ガチ勢という感じですね。
涼本:安心しちゃうんですよ。畳むのも楽しいですし! (宮瀬の方を見つつ)安心しない?
宮瀬:いや、このあと畳まないとなぁって。でも家事が楽しいのはいいことですね。僕はドラム式洗濯機で乾燥までしてしまうので。
涼本:私は着心地や肌触りにこだわりがあるので、タオル類だけは乾燥機で乾かします! ふわふわになるので! 衣類は干した方がおひさまの力でパリパリになるのでいいと思います。
――最終的にお洗濯の話になって、とても現実的ですね(笑)。
お互いの絶妙な掛け合いが光ったインタビューでは、それぞれの違った一面を垣間見ることができた。「夢見る男子は現実主義者」も、恋愛模様を中心に登場人物に対してどこか共感できる一面がある作品となっているので、各キャラの心情の機微に目を向けつつ視聴するとより楽しめるのではないだろうか。
「夢見る男子は現実主義者」
7月3日(月)26時より、テレビ東京系ほかにて放送中
【公式HP】https://yumemirudanshi.com/
【Twitter】https://twitter.com/yumemiru_anime
【ネット配信】https://abema.tv/video/title/189-53
(C)おけまる・ホビージャパン/『夢見る男子は現実主義者』製作委員会
取材・テキスト・写真/kato