7月6日、アメリカのIT大手メタ社から『Threads(スレッズ)』がリリースされた。『ABEMAヒルズ』では、ITジャーナリストの三上洋氏に話を聞いた。
Threadsは、Instagram内のDirect(DM)に特化した会話アプリで30以上の言語に対応。また、Instagramのユーザーであればアカウントを5秒足らずで作成できて、Instagramと連携することでフォロワーなどのデータも引き継がれる仕様だ。
Instagramの告知ページでは、6日午後11時に公開予定だったが、15時間の前倒しとなる午前8時から始まった。その理由について、三上氏はこう話す。
「元々は7月中旬の予定だったが、Twitterの閲覧制限が出てしまったので、Twitterのユーザーを引き込む目的で6日に前倒ししたのでは」
Twitterにデザインは酷似。機能はどう違うのか。
「ユーザー名がInstagramに紐づけられている点や文字数制限が500文字で投稿画像は10枚までなどと違う点はあるが、基本的には似たサービスだ。だが問題は投稿検索機能がないこと。この機能がないと、どんな投稿があるのか、あるいは過去の投稿を探すときに不便になるだろう。この機能は、InstagramやFacebookと同じ発想であれば付けないと思うが、Twitterに対抗するためであれば付けるのではないか」
Threadsは「個人情報の収集項目が多いのでは」と話題になっているが。
「FacebookとInstagramはメタ社のサービスなので、個人データの入手は前提にある。とはいえ、初期設定で位置情報がとられていることには驚いた。検索履歴と閲覧履歴も同様で、サファリなどのブラウザで検索したものも含まれる可能性もあるだろう」
今後、利用ユーザーはアプリを乗り換えるのか?覇権を握るのはどちらなのか?
「まだ難しいが、今日の午前中だけでみるとThreadsだ」
Threadsはどんな特色をしたSNSになる?
「実名アカウントが比較的多く、実名の繋がりが大きいのでTwitterほどの辛辣なものにはならないと見ている」
(『ABEMAヒルズ』より)
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