7月2日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対オリックス・バファローズの一戦で、日本ハム・万波中正が披露した“走らせない肩”が、野球ファンの間で大きな話題となっている。
【映像】日ハム万波が“爆肩レーザー”作動→ランナー絶望の瞬間
5-1、日本ハム4点のリードで迎えたこの試合の7回表、無死三塁の場面で、オリックスの6番・杉本裕太郎の放った打球は、犠牲フライには充分といった印象のライトへの飛球に。しかし万波はこの打球を捕球するなり、目の覚めるような剛速球でバックホーム。これには三塁走者の頓宮裕真も無念のストップで、日本ハムは「失点やむなし」の場面、最低でも本塁突入は避けられそうにない場面でありながらも、万波の肩でそれを“未然に”防ぐことに成功した形となった。
実は万波は、前日7月1日の試合でも、三塁への爆肩返球で二塁からタッチアップの走者を刺した上に、体制を崩しながらの打球処理&バックホームで相手走者を本塁憤死させるという、“爆肩男”ならではのプレーを連発。こうした度重なる“爆肩返球”が、結果としてじわりじわりと効果を発揮し、前出の場面でも、オリックスの足を鈍らせることとなったであろうことは想像に難くない。
「走者を刺す」だけでなく、そもそも「走らせない」という、抑止力としても機能しはじめた驚くべき万波の爆肩に、ネット上の野球ファンからは「捕ってから速攻投げて毎回のようにドストライク送球する万波エグすぎる」「クロスプレーになってもいないのにどよめきが起こるほどの送球」「相手がタッチアップ入ってすぐ「やっぱこれアカンわ」と戻らせる送球。素晴らしい。」「これはお金の取れる守備」「万波の返球後、新庄が静かに何度も頷いてたのが印象的だった」「新庄は監督になってから万波にこのレベルを期待してたんだろうな」といった様々な反響が寄せられている。