世界一の「記憶の達人」にやり方を聞く 「人の顔と名前」から「受験勉強」まで…  限られた時間の中で“効率よく記憶する”にはどうすればいいのか?
【映像】圧倒的!「メモリースポーツ」元世界一の記憶法とは?
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 物の名前や地名、人の名前や顔など、世の中には覚えなくてはいけない情報が無数にある。では、限られた時間の中で効率よく記憶するにはどうすればいいのか。『ABEMAヒルズ』は“記憶の達人”にやり方を聞いた。

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 記憶力を競い合う「メモリースポーツ」で世界ランキング1位になったという平田直也さん(26)。この競技はイギリス発祥で、世界の競技人口は1000万人を超えるといわれており、日本でも1000人程のプレーヤーが存在するという。

世界一の「記憶の達人」にやり方を聞く 「人の顔と名前」から「受験勉強」まで…  限られた時間の中で“効率よく記憶する”にはどうすればいいのか?
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 早速、世界ランキング1位にもなった記憶力をお手並み拝見した。番組が用意した10人分の顔と名前を記憶してもらったところ、なんと1分弱で全員の顔と名前を記憶した。

 まさに“記憶の達人”という言葉がぴったりな平田さんだが、記憶力はいわゆる記憶術という正しいやり方でトレーニングすれば、誰でも鍛えることが出来ると話す。

 そんな平田さんが実践する記憶術を教えてもらった。まずは「ストーリー法」だ。

 例えば、消しゴム・お茶・メガネを覚えたい場合、それらの画を頭の中で思い浮かべて物語を作る。「消しゴムでお茶の画を消したら、お茶の画が見えなくなり、メガネをかけて見た」という感じでストーリーにする覚え方。

 そして、この「ストーリー法」を更に発展させ、覚えたい情報と場所を結び付けるという「場所法」も強力だ。

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 先ほどと同じように、消しゴム・お茶・メガネを覚えたい場合、自宅リビングの棚に消しゴム、ソファーにお茶、テーブルにメガネと見慣れた場所の風景を手掛かりに記憶するという方法だ。これはメモリースポーツの選手たちにとって一般的なやり方だそう。

「練習を繰り返していくと、最初は4〜5個だったものが10個、20個と覚えられる数が増えていく。実際に僕も記憶術を全く知らない状態から勉強してトレーニングをして伸びるになったので、記憶力が伸びるということは断言できる」

 そして、特に難易度が高いというのが、ビジネスシーンでも必要となる人の「顔」と「名前」を覚えること。そのコツは名前の語呂合わせといった“記憶のタグ付け”にあるという。

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「例えば僕が“記憶の選手である平田”だとした場合、『新しい“記憶術の扉をひらいた(平田)”から記憶の平田だ』とタグ付けすると、すぐに覚えてもらえる。また、相手の自己紹介を聞いたときに職業と名字の語呂合わせを無理やりなにか結びつけてあげることによってかなり記憶に残すことはできる」

 現在、記憶術が学べる学習サービス「メモアカ」の運営や記憶術の指導も行っているという平田さん。記憶力を成長させるために大事なことは、正しいやり方で楽しく反復して続けることだと話す。

「受験のためにとか、一生モノの使える武器を身に付けたいという人がいるのであれば、1週間、1カ月ぐらい練習していけばかなり使えるようになる」

(『ABEMAヒルズ』より)

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