「世界水泳2023福岡」2日目が7月15日に行われ、乾友紀子がアーティスティックスイミング(AS)の女子ソロ・テクニカルルーティン(TR)で2連覇を達成。今大会日本勢初となる金メダルを獲得した。
決勝の難度は34.3500。予選からさらに上げたという高難度の演技を完璧にやり抜いた乾友紀子は276.5717点をマークし、悲願の世界選手権2連覇を果たした。
圧巻の演技に、解説を務めたソウル五輪銅メダリストの小谷実可子氏は「彼女は水の中を泳ぐのではなく、水上に浮き上がって見えますね」「彼女だけ別次元」とコメント。大西洋平アナウンサーが「一雫の水が川を流れ、広い海へと辿り着く。自身の水泳人生をこの曲に乗せます」「これが世界No. 1のソリスト、乾友紀子の演技です!」と実況した2分間の演技をやり遂げ、乾は涙ぐむシーンも。20年間指導してきたという井村雅代コーチも笑顔で拍手を送る珠玉の舞だった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)