「世界水泳2023福岡」4日目が7月17日に行われ、今大会から新設されたアーティスティックスイミング(AS)のチーム戦『アクロバティックルーティン』で日本が銅メダルを獲得。来年2024年のパリ五輪で新種目となる同競技で快挙を達成した。
今大会で開催されるASのチーム3種目では男子選手2人までの参加が可能に。アクロバティックルーティン日本代表も8人の中に、混合デュエット・テクニカルルーティンで金メダルを獲得した佐藤陽太郎を起用し、挑んだ。
テーマはF1。激しさと疾走感を押し出したプログラムは圧巻だった。F1マシンのエキゾーストノートを思わせるBGMとともに水中に入っていった日本代表。するといきなり「これだけの高さがでます!」と実況も思わず叫んだ大ジャンプを見せつけた。そして、ここから演技のスピード感も加速。続いて栁澤明希の上を廣田憩が飛び越える、最高難度の『アクロバティックコンバインド』を成功させると、驚異の跳躍力に会場から大歓声が。
解説でソウル五輪銅メダリストの小谷実可子氏も「今日は本当に空中を舞っていますね」「今日は非常に高さがありました」と興奮気味にコメントした演技は、予定難度19.2000が全て認められ、合計220.5867点。新種目で見事、銅メダルを獲得した。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)