「世界水泳福岡2023」9日目が7月22日に行われ、混合3mシンクロ飛板飛込では、中国ペアが抜群の安定感と、突出したシンクロ率、まるでCGでも使ったように揃えた“ダブルノースプラッシュ”の演技で金メダルを獲得した。
【映像】2人の演技がCGレベルで揃った“ダブルノースプラッシュ”
体型が異なる男女ペアが、揃って飛板を使って演技するこの種目。板の反動をどこまで使うかによって跳躍の高さが変わってくるため、そこからきれいに合わせる必要がある。上空での回転からシンクロさせ、同時に入水。ここまで揃えてこそのシンクロ演技だ。
中国ペアは序盤のシンプルな演技から、全くずれのない演技で周囲を圧倒すると、最終演技でもひねりを加えた高難度の構成でも完璧。同じタイミングで入水すると、水しぶきの小ささまでほぼ同じで、小さな水しぶきに対して使われる「ノースプラッシュ」を2人同時に出す、まさに「ダブルノースプラッシュ」とも言える演技で締め括った。
飛込大国・中国は男子の10m高飛込を除く種目で金メダルを獲得。今後の世界水泳、さらにはオリンピックで、金メダル独占を狙う。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)