埼玉県の公営プールで予定されていた水着撮影会が、中学生を含む女性モデルに過激なポーズをとらせていたなどとして直前に中止となった問題に進展があった。
中止についてはネット上でも性急な措置や、あいまいな“ひわい”の基準などに対して非難が起こり、県は6団体のうち4団体のイベント中止を撤回するなど対応が二転三転していた。
すると今週、埼玉県公園緑地協会がイラスト入りの「NGな水着・ポーズ集」という「細かすぎる基準」をリリース。
NG水着については、マイクロビキニに分類される水着および、それと同等の露出となる水着は禁止。ニプレスやインナーショーツ、前貼りが見えるような水着・服装は禁止。下着(下着と思わせるものも含む)や貝殻の水着も禁止とした。
NGポーズについては6点。それぞれ水着をはずしたり、ショーツ(パンツ)を引っ張り上げるなど、かなり大胆なポーズになっていた。
協会の担当者は「表現の自由の話をすると『条件を付けることがおかしいんじゃないか』というご意見もある。我々はこういう施設を預かる以上、それにふさわしい条件はつけてしかるべき」と説明。
この基準について街の人の声を聞いてみると「露出が多すぎる」「これが嫌」「結構具体的なんですね」「別にボディラインがキレイな人だったらいい」といったさまざまな感想が飛び出した。
昨年、埼玉県営公園の水着撮影会に参加した現役グラビアアイドルのツジ・ルイスは、今回の「NG水着」「NGポーズ」は現役グラドルにとってはわかりづらいものだとコメント。
「私からしたら絶対にNGはこれ」と指したのは、ショーツの紐を片方はずして手で持つポーズ。「撮影会でやるときはあるんですけど、この時点で水着脱いじゃっている状況なので絶対NG」と言い切り「撮影会側が明確にいい基準を作ってくれないと、一生なにかトラブルが起きる」と警鐘を鳴らした。
協会側は「結局のところ、どこから過激、どこまでが許せるというのはなかなか100パーセントの線は引けない、賛否は当然出てくる」と、基準を設けることの難しさを明かしながらも「これは今回あくまでも、今回9月・10月を開催許可するための条件。時代が変われば風潮も変わってくるでしょうから、カスタマイズしていく予定は十分ある」と、今後も慎重に見定めていくと語っていた。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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