高さもテンションもめちゃくちゃ“ハイ”地上20メートルから水面に高速落下する「ハイダイビング」ド迫力競技が急激に話題
【映像】選手は高所でノリノリの後、20メートルを高速落下

 「世界水泳福岡2023」13日目が7月26日に行われ、ハイダイビング女子決勝ではリアンナ・イフランド(オーストラリア)が優勝、金メダルを獲得した。地上20メートル、ビル7階分とも言われる高さから、回転しながら落下し、さらに足からほとんど水しぶきをあげずに入水する演技は圧巻。同様の種目では室内で行われる飛板飛込(1メートル、3メートル)、高飛込(10メートル)があるが、静寂から始まる室内に対して、屋外で行われるハイダイビングは、選手も観客もとにかくハイテンションだ。

【映像】選手は高所でノリノリの後、20メートルを高速落下

 今大会では2種類の「飛込」競技がある。1つが、見たことのあるファンも多いだろう室内での飛込。中国チームが圧倒的な強さを誇り、金メダルを逃したのは個人、デュエット、チームを含めて1種目だけという“大国”ぶりだ。競技は静寂からスタートし、選手が飛板を跳ねたり、高所の台を強く踏み切ったりする音が聞こえた後、選手が勢いよく入水して「ジュポン!」。そして歓声が起こる、という雰囲気だ。

 一方、ハイダイビングは屋外競技ということもあってか、選手紹介のシーンではノリノリの音楽がかかっており、選手も高所のスタート位置から、はるか下にいる観客に向かってポーズを取ったり、その場で踊り出したりとテンションがとても高い。そこから音楽が止まり、集中力を高めた後、女子なら20メートル、男子なら27メートルという高さから、わずか3秒ほどで水面まで急速落下。それでいて、室内の飛込とさほど変わらない程度にしか水しぶきが上がらないのが驚きだ。

 高所からの落下スピードと、水面で起きる水しぶきの小ささ。このギャップがハイダイビングの大きな魅力。今回の世界水泳をきっかけに、飛躍的に注目度が高まりそうな競技だ。
ABEMA『SPORTSチャンネル』)

【映像】選手は高所でノリノリの後、20メートルを高速落下
【映像】選手は高所でノリノリの後、20メートルを高速落下
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