「2軒目キャバクラはもう古い?」銀座のクラブ、スナック、キャバクラ、サパー…それぞれの魅力を石田拳智氏、紗倉まなが徹底討論
【映像】サパークラブってどんな場所?
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 仕事終わり、同僚や友人たちと至福の一杯。暑い日は特にお酒が進む。そして、いい気分になった男性が向かう先といえば。そう、キャバクラやガールズバー、スナックなど女性が接客してくれるお店だ。

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 しかし、若い世代の男性からは「自分の周りだとあまり2次会などでキャバクラとか行くというのはあまりない」(27歳会社員)、「(キャバクラは)絶対に断る。時間がもったいないので、だったら帰って運動した方が」(20代会社員)などの声が。Sirabeeの全国調査では、キャバクラに行ったことがある20代の男性は20%以下となるなど、変化が起きている。

ABEMA Prime』では、キャバクラ、銀座のクラブ、サパー、スナック、それぞれの魅力を徹底討論。なぜ異性と飲めるお店に魅了されてしまうのか? 男心と夜の街に迫った。

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▪️キャバクラは「見栄を張れる最高のステージ」

 歌舞伎町で遊び尽くしたパーマン2号さん(47歳)は昨今のキャバクラの傾向について「やはり忘年会シーズンなどは“2次会のノリ”で若い人が増える。普段は『団体で行っちゃおう』という方も多い一方、やはり好き嫌いもある」と説明した。

 キャバクラの魅力については「キレイな女性が見られて自然とテンションが上がる。安くないお金を使うということはもちろん、“あわよくば”という思いもあるが、キャバクラは見栄を張れる最高のステージだ」と語り、「銀座のクラブと比べたら安いのか」という問いには「銀座の高級クラブと比べてキャバクラは安価帯になる。それでもやはり、店にもよるが歌舞伎町で少し飲んで1時間で5万円くらいになる」と答えた。

 さらに、キャバクラに行くことに対する風当たりについては「いつの時代でもキャバクラには賛否ある。その中でも、いかにそれをかいくぐりながら楽しむか。やっぱり皆さん堂々と行くというより、ひっそり楽しむ方が多いのではないのか」と述べた。

 近畿大学情報学研究所所長の夏野剛氏は「日本の夜の文化は不思議だ。他のアジアの国だとどうしても売春的なところが絡んでくるが、日本はそこが結びついてこない。その点を海外の人は誤解して、『この女の子を連れて帰りたい』などと言ってしまうことがある」と述べた。

 女性と飲める店の魅力の本質はどこにあるのか。元キャバ嬢でライターのカワノアユミ氏は「1次会で居酒屋とかに行くとその場で話し尽くしてしまい、2次会に男性だけでバーに行っても盛り上がらない。加えて、やはり女性がいるとちょっと安心できる面もあると思う。というのも例えば接待なり、部下とのコミュニケーションをとるにも、女性がお酒を作ってくれたりすると周りも気を遣わなくていい。『お金を払ってちょっと安心できるところ』が魅力ではないか」と語った。

▪️銀座のクラブ、サパー…夜の店の使い方は?

 次は高級クラブの魅力に迫る。夏野氏は「僕はキャバクラには行かない。コロナになってから2次会というものに行かなくなった。ただ、普段会えないような友人や古くからの友人などとの待ち合わせにお互いのボトルがある銀座のクラブを使うことはある」と述べた。

 18歳の時、自身でスナックを経営していたという実業家の石田拳智氏は「銀座のママは様々な会社の役員などと人をつないだりもしている。基本的には会員制であることも安心材料だ」と答えた。

 例えば高級クラブであれば客1人に対し複数人の女性が接客、ラウンジであれば複数人の女性が複数人または1人を接客するのが一般的だというが、店の使い分けはあるのだろうか。

 夏野氏は「ラウンジは危なくて行けない。女の子がべらべらしゃべってしまう。

 これを受けて石田氏は「対して、銀座は表に出ない。最近になってSNSでちょっと出されたりしているが、やっぱり銀座の人はSNSを嫌う」と実情を語った。

 さらには多くの方には耳慣れない「サパー」という店舗について。歌舞伎町でサパーの代表を務めた経験があるパーマン2号さんは「サパーは首都圏にぽつぽつとある『究極のワイワイ飲み屋さん』。DJがいたり、エンターテインメントの要素がすごく強い。例えば、キャバクラで飲んで閉店した後に『アフターとしてもう1軒飲もうよ』となって2時、3時、はたまた朝まで飲むようなところだ」と説明。

「ナイトクラブとはまた違うのだろうか」という問いに石田氏は「席について注文もできるが、ステージ上での店員の芸を見れる店も多い。お笑い芸人みたいな人も多く、楽しい場所だ」と述べた。

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▪️スナックに女性客が急増!「クールジャパン」の1つに 

 女性と飲める店の客は男性だけとは限らない。実は最近、カウンターの中でママが接客してくれるスナックが女性に人気だ。スナックaeruのママ、ウララさんは「女子トークできる上に経験豊富。だから女友達とは違う視点でアドバイスできる」と魅力を語る。

 元々スナックが好きだという紗倉まなは「いろんな知り合いのマネージャーや女性の方と行く。もし、酔っぱらった男性のお客さんが『おい、姉ちゃん』と絡んでもママが『ダメよ』とたしなめてくれるから安心感がある」と述べた。

 夏野氏は「スナックはちょっとした食事も作ってくれる。少し飲み足りないとかご飯を食べてないとか、夜に残業で遅くなった時に寄ると女性の一人客がいることも。ただカラオケがうるさいのは困る」と述べた。

 スナックを経営していた経験がある石田氏は「キャバクラは24時までだが、スナックは女性が客の席につかないので深夜営業許可を取れる。そのため、1時間3000円などというリーズナブルな価格で楽しめる」と説明した。

 夏野氏は「スナックというのは日本独特の文化で今、英語ができるママがいる店で海外の人が飲むことも。実はスナックはクールジャパンの1つだ」と述べた。

 実際に、オンラインスナック横丁が内閣府主催「CJPFアワード2023」プロジェクト部門優秀賞、「日本中小企業大賞2022」新規チャレンジ賞最優秀賞を受賞するなど、政府のお墨付きもある。

 紗倉は「以前は男性客が多いイメージがあったが、初めてでも入りやすい。若い女性も“ちょっとした女性の会”で飲む場として選ぶことが増えている気がする」と述べた。
(『ABEMA Prime』より)

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