「ゆっくり倒れた…」タオル投入の衝撃KOに戦慄 「そのまま崩れ落ちた!」実況絶叫
【映像】タオル投入の衝撃KO
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 振り抜いた右ストレートの威力で頭が振り子のように後方に大きく揺れ、ダメージが身体を伝うようにゆっくりと両ヒザをついてから、そのまま前のめり。一連の動きはスローなダウンながらも、営からタオルが投入されたクリティカルなKOシーンに戦慄が走った。

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 7月30日に後楽園ホールで開催された「RISE170」。北井智大(チームドラゴン)と北濱精悦(Kickboxing Academy Sapporo)の対戦は3ラウンド、北井の左、右ストレートの強烈なコンビネーションが炸裂。これをまともに被弾した北濱がゆっくりと、前のめりに崩れ落ちてタオル投入の衝撃決着となった。一方、連敗が続いていた“激闘”男がKO勝利で見事な復活を果たした。

「ゆっくり倒れた…」タオル投入の衝撃KOに戦慄 「そのまま崩れ落ちた!」実況絶叫
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 ここまで常に激闘を繰り広げてきた北井は、YA-MANや中村寛など強豪との対戦が続いたことなどもあり4連敗中。対する41歳の北濱は、約4年ぶりのRISE参戦となる。

 静かな1ラウンドの攻防から一転、2ラウンドになると北濱はさがりながら低く構えたフックや二段蹴りなど空手仕込みの技を見せる。一方の北井はプレッシャーをかけ続け、左右のフックを当てる。手数は少なめだが北濱は耳から出血、北井は鼻から出血と互いにダメージを負いながら最終ラウンドへ。

 第3ラウンド、ミドルを貰いながら北井は前へ前へといつもの激闘スタイル。蹴り、パンチとコンパクトに当てていく北濱に対して、離れ際にアゴに右フックを打ち込んでKOを狙っていく。すると、さがりながらミドルを振り抜いた北濱だったが、蹴りを貰いながらも前に出て合わせた北井の左、右、連打のストレートをまともに被弾。頭が大きく後ろに弾けるように揺れ、ロープにもたれ掛かるとゆっくりと両ヒザをつき、最後はまるでスローモーションのようにじわりと前のめりに崩れ落ちた。何とか気力で立ち上がった北濱だが、レフェリーが試合を止めたカウント5で陣営がタオルを投入。約4年ぶりのRISE参戦も無念のKO負けを喫した。

 壮絶なダウンを喫するも、試合後には北井と笑顔でハグをかわして健闘を称え合う姿にファンからは「ゆっくり倒れた…」「ダメージが蓄積していたんだろう」といった声の他に「41歳でリングに再び立ったのは凄い」「北濱選手また頑張って欲しい」といったエールの声も多く聞かれた。

 試合後、勝った北井は「右フックは練習してきたけれど、右ですかね判らないです(笑)」と記憶は薄っすら。スローリプレイでは右ミドルに合わせ左を軽く当ててから思いっきり打ち抜いた見事な右ストレート。被弾した北濱の頭が後方に大きく仰け反る破壊力あるひと振りに「殺人パンチ」という驚きの声もあがっていた。

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「瞬殺すぎる」本当に一撃の“10秒KO”に衝撃走る 「殴ったところで飛んでますね…」解説も驚き
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