日本共産党の志位和夫委員長は、就任23年目を迎え、現在の主要政党のトップで最長の在任期間となっている。国際政治学者の舛添要一氏は、委員長の在任期間について「長すぎる」とし、現書記局長の小池晃氏に「あなたがやりなさい」と提案した。
【映像】「あなたがやりなさい」と言われ動揺を隠せない小池書記局長
舛添氏は、共産党の委員長選出について「閉鎖的で、密室でやっている感じがする」と切り出し、「それぞれの政党でやり方は自由でいいけど、もう少し風通し良くできないのか。自民党は結構総裁が替わるが、志位委員長は2000年からだから長いんじゃないか。(同じく2000年にロシア大統領に就任した)プーチンと同じですよ、在任期間が」と指摘。
これに対し、小池氏は「そういう例えは、やめてもらえますか」と返しつつ、「長いのは間違いない。事実として長いのはハッキリしている。長くて何で悪いんですか」と疑問を呈した。
議席が減っていることに及ぶと「その都度、どういう原因があったのか、反省を含めてやってますよ。ただ志位さんがやったことによって議席が減ったとか、方針が間違っていたとか、大失敗をやらかしたとかいうことはないわけです。やっぱり、僕ら全体の努力の足りなさが、選挙の結果になっていると思う。そのこと自体は志位さんも反省している。僕の中では、党首一人の責任にしようとするつもりは、まったくない」と説明した。
小池氏は、市民や野党との共闘でも、共産党の国際路線の確立においても、志位氏の果たした役割は大きいと断言。「しかも志位さんが委員長になったのは45歳なんですから長いと言っても...」と説明すると、舛添氏は「そろそろ小池さん、あなたがやりなさいよ。そしたらイメージが変わるって」と提案した。
元日本テレビ解説委員のジャーナリスト・青山和弘氏は「国政選挙は民意だから、それを受けて共産党が議席を減らしたら、党首が責任を取るのが普通」だと指摘するが、小池氏は「共産党の責任の取り方では、それは違うんです」と反論。
「どういう問題があったのかをかなり徹底的に議論するんですよ。それをしっかり乗り越えて、どうやって実際に前進させていくか、そこに責任を持つ」と再度主張した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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