【ハンドボール】パリ・サン=ジェルマン39ー24日本代表(8月2日/有明アリーナ)
世界最高レベルのカウンターは、やられた選手に精神的なダメージも与えるようだ。フランス・スターリーグを9連覇したパリ・サン=ジェルマンが、日本代表チームを圧倒。15点差で快勝を収めたが、大量に放たれたシュートは正確さ、スピード、ポジション取りなど、どれを見ても一級品。その中で光ったのは攻守の切り替えの速さで、前半18分にはゴールキーパーからのロングパスを、空中でキャッチしたままシュートする「スカイプレイ」で決める大技で、観客のどよめきを呼んだ。
【映像】一瞬の隙も見逃さない!キーパーのワンパスからダイナミックゴール
日本代表のシュートが外れた瞬間が、カウンターの合図だった。パリ・サン=ジェルマンのキーパー・グリーンが素早くボールを拾うと、前線に走り込んでいたウイングプレイヤーのバラゲールが空中でキャッチし、そのままシュート。日本代表の選手たちが自陣に戻るのに時間がかかったところを逃さない、トップチームならではの隙のなさとスピード、豪快さが詰まったプレーだった。
2日前にジークスター東京の選手としてパリ・サン=ジェルマンと対戦、元日本代表の“レミたん”こと土井レミイ杏利は「切り替えの速さですね。一瞬でも戻りが遅くなると、ワンパスで点を取られてしまいます。簡単に取れないのに、ワンパスで取られてしまうと精神的なダメージもある」と解説し、そのレベルの高さを称えていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)