【ハンドボール】パリ・サン=ジェルマン39ー24日本代表(8月2日/有明アリーナ)
もはやいつどこから投げたかもわからない“鬼パス”だった。フランスのスターリーグで9連覇を果たしたタレント軍団パリ・サン=ジェルマン。オフェンス、ディフェンスどれを取っても世界トップレベルだが、決定的なシュートシーンを生むパスも、また絶品。鋭く切り込むかと思われた瞬間、流れる動きから仲間に送ったパスに、日本のファンが酔いしれた。
日本代表の選手だけでなく、観客たちの目すらあざむくようなパスが生まれたのは後半開始早々。センターバックのスタインズがボールを持った右手を大きく上げてディフェンスをかわし、ゴールに向かって突進するかと思われた瞬間、左サイドで待ち構えていたウイングプレイヤーのグレビルに高速でバウンドさせてのパス。完全にノーマークになっていたグレビルは力強いジャンプからしっかりキーパーを引き付けて、股の間を抜くシュートを決めた。
会場のファンも、パスが通った瞬間にシュートが決まることを確信。一斉に「おおー」という声が沸き起こっていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)