パリのエッフェル塔を背景に笑顔でポーズをとる、松川るい議員などの姿。7月24日から28日、自民党女性局のフランス研修中に撮影された写真だが、SNSでは「遊びに行って楽しんでるだけにしか見えない」などと怒りの声が噴出。松川議員は投稿を削除し、「発信に不適切なものがあった」と陳謝した一方で、「有意義な研修だった」と強調。また、参加した今井絵理子議員も「『公費を使って無駄だ』という指摘もありますが、無駄な外遊ではありません。旅費についても党の活動ですから党からの支出と、参加者の相応の自己負担によって賄われています」と発信した。しかし、ほかにも視察した議会での記念撮影やルーブル美術館前でのピース、食事の写真にも疑問の声が相次いでいる。
視察の空き時間に観光や記念写真を撮るのはダメなのか。1日の『ABEMA Prime』に出演したタレントの田村淳は「後になってもいいから成果を見せてほしい」と投げかけた。
田村は「何かを学んだり吸収したりするのであれば、どこに行ってもいいし、写真も撮っていいと思う」とした上で、「海外視察による成果物を感じたことがない」と疑問を呈する。
「どんなものを得て、国民にどういう利益があるのかを提示してくれていたら、今ほど怒る人は多くないと思う。例えば少子化対策について、“フランスでは合うけど、日本には合わなさそうだ”というような議論をしたいのに、そこに至っていない。あのポーズも“私たちはフランスに習う”という意味だと示していれば、そういう意味に受け取れたと思う」
また、松川議員が投稿を削除したことにも言及。「削除する必要はないと思う。“適切ではなかった”という理由だが、適切な写真も撮っているだろう。今からでもいいからそれをアップしてほしい」との考えを述べた。
自身がシリコンバレーを訪れたことを振り返り、「興味・関心が湧き上がっているので、仕事中だけでなくプライベートでも聞くことが山ほどある。番組で伝える部分と、自分の中にインプットして、後になってから発信する部分もある。今回の視察も38人みんなが同じ所に行くのではなく、“この2時間はバラバラになってインタビューしよう”“街の人はこんな感じだった”というものを聞きたい」と指摘。
その上で、「持ち帰ったものはその人の中にしかない。半年後、1年後でもいいから、“あの視察は意味があったんだ”と言えるものを出してほしい」と呼びかけた。(『ABEMA Prime』より)
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