【プレミアリーグ】ブライトン4-1ルートンタウン(日本時間8月12日/アメリカン・エクスプレス・スタジアム)
【映像】三笘薫、ピンポントクロスでいきなり初アシストのシーン
イングリッシュ・プレミアリーグ第1節、ブライトンvsルートンタウンがアメリカン・エクスプレス・スタジアムで行われ、ブライトンが4-1で勝利した。2年目を迎えた日本代表FW・三笘薫は先発フル出場し、36分には初アシストをマーク。さらに2点目にも関与するなど圧巻のパフォーマンスを示した。
ブライトン・三笘薫のプレミアリーグ2年目のシーズンが開幕した。昨季、6位でフィニッシュし、クラブ創設から122年の歴史において初となるUEFAヨーロッパリーグの出場権を獲得した。その立役者の一人であるアルゼンチン代表アレクシス・マクアリスターや、去就問題のなかベンチ外のエクアドル代表モイセス・カイセドらを欠くものの、昨季、プレミアを席巻したデ・ゼルビ監督がどんなチームを構築するのか、注目が集まっていた。
一方、対戦相手のルートンタウンも話題のチームだ。昨季、チャンピオンシップ(2部)を3位で終え、プレミアリーグ昇格を懸けた4チームのプレーオフを勝ち上がって、1885年の創設からクラブ史上初めてプレミアリーグを戦う。プレミアリーグが開幕する前年、1991-1992シーズンにトップリーグから降格し、2006-2007シーズンからは3季連続で降格するなど、5部相当のリーグに所属していたこともある。プレミアリーグ自体は初めて初であり、31年ぶりにトップリーグを戦う。
そんな両者のシーズンを占う最初の一戦、立ち上がりからブライトンが圧倒した。
ビルドアップに優れるブライトンは、新加入の中盤、元イングランド代表ミルナーと、ドイツ代表歴のあるダフートを中心に試合を掌握すると、迎えた36分、その瞬間が訪れる。 ボックス外の左角でパスを受けた三笘がクロスを上げると、中央に入ってソリー・マーチがピンポイントのヘディングで合わせて先制に成功するとともに、三笘がいきなり初アシストをマークした。
前半を終えてボール支配率71%、相手の6本に対して15本のシュートを放ったブライトン。パス成功数は相手の85本に対して280本と圧倒してみせた。後半に入ってもペースは変わらず、68分には左サイドの三笘が鮮やかなドリブルで敵陣に侵入してボックス内の味方にパスを送ると、新加入ジョアン・ペドロが倒されてPKを獲得。こチャンスをジョアン・ペドロが自ら決め、2-0とリードを広げた。
78分には、相手にPKを献上して1点を返されたものの84分、ブライトンは期待を集めるコートジボワール代表の21歳アディングラが、途中出場ながらボックス内で豪快にゴールを決めて再び突き放すことに成功。その後、相手の猛攻に遭いつつもホームで集中した守備を見せたブライトンは、アディショナルタイムにファーガソンのゴールも生まれ4-1で勝利を収めた。
この試合、最後までピッチに立った三笘は、アシストを含め2点に関与しただけでなく、再三に渡って左サイドからチャンスメイクするなど存在感を示した。
(ABEMA/プレミアリーグ)