ブライトンは日本時間12日に行われたルートンタウンとのプレミアリーグ開幕戦を4-1の勝利で飾った。
デ・ゼルビ監督は、大勝したにも関わらず試合後は「厳しい試合だった」と振り返った。イタリア人指揮官は、前半から圧倒する試合を望んでいたようだが、後ろに重心を固めていたルートンの守備を崩すことに苦戦を強いられたようだ。
「ボールの後ろに11人がいるようなコンパクトなチームを攻撃するのは難しい。どのチームにとっても難しい。そのためにも我々は、よりボールを速く動かす勇気が必要だ。前半は多くのゴールを決めるチャンスがあったが、こういう試合はもっと頭を使い、明確なプランを持ってプレーする必要がある」
こう総括し、選手たちにさらに高いレベルを求めていることを示唆した。
そして「いい試合をしたが、まだトップレベルには達していない。新しい選手が多いこともあってベストのレベルではないし、私たちの考えを理解する時間を与える必要がある。でも、満足しているよ」と新加入選手たちに対するコメントもしている。
ブライトンでのデビュー戦となったジョアン・ペドロは、自らが獲得したPKを冷静に沈めて移籍後初ゴールを決めている。
試合後のインタビューに登場したブラジル人FWも、デ・ゼルビ監督と同じく「相手が5バックでプレーしていたから、彼らの間でプレーするのが難しかった」と前半に苦しんだことを認めた。だが、後半にかけて改善されたのは指揮官のアドバイスだったようだ。
「デ・ゼルビが少し下がるように言ってくれたんだ。その結果、チームを助けることができて得点も決められたね。ブライトンには若くていい選手がたくさんいるし、僕のプレーを理解してくれているから、試合ではとても助けられた。ここに来ることができて本当に幸せだよ」と、新天地でのデビュー戦を満足気に振り返った。
(ABEMA/プレミアリーグ)