東京上野の国立科学博物館(科博)のクラウドファンディングが話題となっている。
【映像】「隕石アクセサリー」「古代の人骨に触れる」大人気クラファンの返礼品
科博が光熱費の高騰などで資金難に陥っている。現在は室内温度を22℃に設定しているそうだが、関係者は「(展示品にとって)一番怖いのは虫。虫の卵が孵化する温度が19℃(以上)。それ以下にするとそういうことが起きない」と、ギリギリの状態の節電であることを明かした。
電気代高騰のため、2年前までは年間約2億円だった光熱費が今年は約4億円にまで膨れ上がる見込みだという。館長室はカビだらけで、天井にある2台のエアコンは壊れており、古びた家庭用のエアコンを持ち込んでテープで補修している状態だ。
現在27億円をかけて新たな収蔵庫を建設中だが、その費用も不足する事態に。そこで、この収蔵庫建設の費用を捻出するためにクラウドファンディングをスタートした。
オリジナルのトートバッグなど、ここでしか手に入らない返礼品も好評で、開始から9時間で目標額の1億円を達成し、8月14日現在は6億円を突破している。クラウドファンディングは11月まで続くというが、果たしてどこまで伸びるのか。
ちなみに支援金への返礼品はオリジナルトートバッグだけではない。1万5千円で「かはくオリジナル図鑑」、3万円で「古代人の人骨などに触れる(体験)」、5万円は「隕石アクセサリー」といったものがあるが、人骨(体験)とアクセサリーはすでに完売しているという人気ぶりだ。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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