文部科学省は7月、全国学力調査の結果として、中学3年生の約6割の生徒が英語のスピーキングテストで0点だったという驚きの発表をした。『ABEMA Prime』で、英語教育を始める時期やAIの進化による影響などを議論する中、コラムニストの河崎環氏が自身の教育について語った。
ちなみに、テストの問題は「『プラスチック製のレジ袋を売るのをやめるべきだ』という男性の意見に対する自分の考えを述べてください」というもので、文部科学省も「場面設定が複雑で難し過ぎたのではないか」とコメントしている。
河崎氏は「思考力の問題だろう」と指摘。「何かを問われた時に、そもそも日本語でも意見を言う子たちがどれだけいるだろうか。それが英語になれば、もう1つのチャレンジとなってしまうし、より億劫になる。怖気づいてしゃべれないうちにタイムアップになっていたのではないか。ただ、日本の15歳が6割しゃべれなかったのは衝撃的な数字だ」と語る。
また自身の子どもの教育についてを、インターナショナルプリスクールに入れるなど、バイリンガル教育が”当たり前”と思い込んでいたという経験を振り返り、「ある時に、まずは母語でしっかりと思考力と論理的な能力、読み書きを学び、語彙を読んで集めて構築して、それをもとにアウトプットができることが大切なんだと感じた。私は現代文を教えていたので、それができていないと、英語でもきれいな大人の喋り方ができない、到達度が上がらないということに気が付いた。その時からは、英語教育を全部止めて、日本語を読ませて聴かせる。それを日本語でアウトプットさせるようにしたら、英語の伸びも早くなった」と語った。(『ABEMA Prime』より)
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