大手コンビニエンスストア『ファミリーマート』の店内に入ると聞こえるチャイム風の“あのメロディ”。なんとなく「ドアのセンサーと連動しているのだろうな…」とは思うものの、実際の“あのメロディ”を奏でている装置がどのようなものかまで知っているという人はそう多くはないハズだ。
この動画は、実際にファミリーマートの入店音を出すために使われているというパナソニック製のメロディサインと呼ばれる装置。投稿者(@bakueikozo)によるとこのメロディサインは、1980年に発売され、現在まで現行品としてカタログに掲載されているというロングラン商品なのだという。しかもその長い歴史とともに大幅な改良が加えられている点もこの装置の特徴で、発売当初の基盤と比べると全体的には現在も似たような形となっているものの、基盤そのものはかなり複雑に。かつての製品に搭載されていたメロディICの音源を記録した音声再生LSIを、コンピューター制御で鳴らす方式に変わっているのだという。なお、おなじみの“あのメロディ”は、ファミリーマート独自のものではなく、音楽家の稲田康氏が手がけた「メロディーチャイムno.1 ニ長調 作品17『大盛況』」という楽曲なのだそうだ。
いつもはなかなか姿を見せない“あのメロディ”を奏でる装置の正体に、動画の再生回数は既に170万回を突破。動画を観たネット上の人々からは「これを玄関に設置したら、自宅がファミマになりそうw」「あれ、ファミマ特注品じゃなかったのか……」「将来コレ自分家のドアにつけたい。」「家のチャイムが同じだったのでファミマ入店時に「ただいま~」と無意識に言ってしまった事がある。」「前に住んでた家のチャイムがこれでした。家建て替えた時どっかいってしまった 笑」といった様々な反響が寄せられている。(ABEMA『週刊BUZZ動画』)