東京大学はマネックスグループ創業者の松本大会長と連携し、東京大学資本市場研究センター(仮称)を、10月を目途に設置すると発表した。日本の資本市場が抱える課題、将来の方向性などを研究し、政府への提言を目指すという。個人で10億円を寄付している松本会長に15日の『ABEMA Prime』で話を聞いた。
松本氏は、「“ヒト・モノ・カネ”の経営資源が日本ではうまく配分されていない」と指摘。「年功序列が厳しかったり、人が最適配置されていなかったり、1つのモノを作るのにあまりにも多くの会社があったりして、お金が有効に使われていない」と説明し、それでも日本のGDPが世界3位であることから、「経営資源をちゃんと使えばもっといける」と述べた。
政府が掲げる“新しい資本主義”についての評価を求められると、「良いことだと思う」と回答。しかし、「スタートアップも重要だが、日本に昔からある良い企業の生産性や競争力が落ちてしまっている。それを資本市場の力で上げることも重要で、両方やったほうがいい」と述べた。
また、松本氏は「日本には自然資源がなく、ヒトが資源だ。人材にどう投資して、どう強くするかが、すごく重要だと思う」と強調。その上で、「年功序列は良くないと思う。プロ野球チームだってそれで勝てるわけがなく、メリトクラシー・能力主義でやるのが当たり前だ。中央官庁が率先して年功序列をやめて、それで企業も変わっていくと、日本の生産性や競争力がもっと上がると思う」と語った。(『ABEMA Prime』より)
■Pick Up
・「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
・ネットニュース界で話題「ABEMA NEWSチャンネル」番組制作の裏側
本記事は自動文字起こしツールや生成AIを利用していますが、編集部の確認を経て公開しています。