【プレミアリーグ】ウォルヴァーハンプトン1-4ブライトン(日本時間8月19日/モリニュー・スタジアム)
イングリッシュ・プレミアリーグ第2節、ウォルヴァーハンプトンvsブライトンがモリニュー・スタジアムで行われ、ブライトンが2試合連続で4-1の勝利を収めた。2年目を迎えた日本代表FW三笘薫は、先制点と2点目をアシストするなど大活躍。81分にピッチを離れたものの、圧倒的なパフォーマンスでチームを連勝へと導いた。
この試合は、立ち上がりから三笘が"なにか"をしそうな予感を漂わせていた。7分、左サイドでボールを持った日本代表FWは、ドリブル突破からボックス内へと侵入。鮮やかな切り返しからさらに縦に抜け出す動きは、対峙したCBのクレイグ・ドーソンにかろうじて防がれたものの、相手の脅威となっていた。
すると15分、その時が訪れた。左サイドでドリブルを開始した三笘は、カットインからポルトガル代表セメードを振り切ると、そのままボックス内へ。さらに、後方から迫るキルマンもギアを上げてかわすとGKとの1対1から冷静に右足を振り抜き、ゴール右隅へと流し込み先制に成功。チームメートの中心で、三笘が歓喜の笑顔を見せた。
前半を終えて、ボール支配率はブライトンが60%と上回ったものの、シュート数では6本に対して相手が8本、パス成功率もともに80%超えと、ほぼ互角の展開。それでも、三笘弾を決めたブライトンが優勢に試合を進めていた。
迎えた後半、ブライトンがわずか40秒で追加点を奪った。中央へのパスを受けたウェルベックがミドルを放つと、GKが左にはじいたボールを拾ったのはボックス内の三笘だ。ほぼフリーのようにも見えたが、GKが慌てて対応しようと寄せてきた動きを冷静に見極め、マイナスに落とすと、走り込んだエストゥピニャンが強烈な左足シュートを突き刺した。
三笘の1ゴール・1アシストの活躍でリードを広げたブライトンはその後も試合を支配する。51分、左サイドでカウンターをスタートすると、今季から10番を背負う19歳エンシーソがボックス内へアウトを使った素早いクロスを送る。中央に走り込んだソリー・マーチがダイレクトで合わせて、試合を決定づける3点目を決めてみせた。
さらに55分、中央から組み立てたブライトンは、ウェルベックからのパスをエンシーソが中央へダイレクトのスルーパスを送ると、再びソリー・マーチワンタッチで合わせて4点目。マーチは2戦連発、3点目となった。
その後、ブライトンは、61分にCKから韓国代表ファン・ヒチャンにヘディングでのゴールを許して1点を失ったものの、趨勢は決まっていた。最後まで落ち着いたゲーム運びをみせ、アウェイで1-4の勝利を収めた。
ブライトンはこれで、2試合連続で4点を奪って開幕2連勝。三笘は81分にお役御免でピッチを離れたものの、自身の1ゴールを含め、2試合連続アシストもマーク。圧倒的なパフォーマンスを見せてチームを勝利へと導いた。
(ABEMA/プレミアリーグ)