【プレミアリーグ】ウォルヴァーハンプトン1-4ブライトン(日本時間8月19日/モリニュー・スタジアム)
三笘薫が、開幕戦に続き今季2アシスト目を記録。それは解説を務めたレオザ氏やファンらも驚く衝撃のパスだった。
ブライトンが1-0とリードして迎えた後半開始直後の46分、右ウイングのソリー・マーチが裏のスペースへとパスを送り、これに反応したダニー・ウェルベックがシュート。ウォルヴァーハンプトンGKサーに阻まれたが、そのこぼれ球を三笘薫が回収した。
角度的にも強引にシュートを打てたかもしれないが、日本代表FWはより確実性のあるプレーを選択して、マイナスの位置にいたエストゥピニャンにパス。ボールを受けたエクアドル代表DFがダイレクトでゴールに流し込み、ブライトンがリードを広げることに成功した。
解説を務めた戦術分析YouTuberのLeo the Football氏は「あの状況で落ち着いてマイナスを選べるのは素晴らしいですよね。サイドバックの位置からあそこまで上がっているエストゥピニャンも本当に冷静ですね」と、ゴールに絡んだ左サイドの2選手を賞賛している。
昨季の三笘はマイナスのクロスが味方と合わない場面が目立ち、6アシストに留まっていた。6アシストでも十分な数字ではある。だが、三笘が左サイドから演出したチャンスの数を考えると物足りない。それが今季は開幕2試合で2アシストとハイペースで得点に絡むことができている。
まるでFIFA ワールドカップ カタール 2022で見せたあの「三笘の1mm」のような、絶妙なマイナスのラストパス。今季はゴールも、アシストも、昨季以上の数字を残すことを期待してもよいのではないだろうか。三笘が、開幕2試合で存在感を際立たせている。
(ABEMA/プレミアリーグ)