三笘薫vs内田篤人、至極の対決が実現した──。元日本代表の不動の右サイドバックが、三笘の“ドリブル実演解説”の守備役として対峙した。その勝負、言うなれば“最強の矛盾対決”は、わずか3タッチで決着。「止められない」。内田はそう言って白旗を上げた。
【映像】内田篤人が瞬殺!? 三笘薫の衝撃のドリブル技術
三笘薫が、自身のドリブルの極意を実演しながら解説した。8月6日に放送された『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA)では、三笘が実際のピッチでドリブルを披露し、それを内田が受けるというファン垂涎の企画を紹介した。
「1対1をしてください」。三笘がそう呼びかけると、内田は日本が誇る最高のドリブラーと向き合う。「真似したくても真似できない」と語っていた番組のメインコメンテーターで元日本代表・槙野智章と、スペシャルサポーターの元日向坂46・影山優佳らが「貴重すぎる」「気になる気になる!」と固唾を飲んで見守るなか、対決はスタート。
決着は、一瞬だった。
三笘が右足インサイドで小さく1タッチ、2タッチすると、3タッチ目はアウトサイドで触って一気にカットイン。内田をあっという間に置き去りにしたのだ。「それは止めれん!」と叫んだ内田は「中に行くと思わなかった」と天を仰いだ。なぜ、中に切り込めたのか。
三笘が自ら解説する。「僕が良い時のドリブルは『ボール先行』ではなく『体先行』。相手を動かした時、どれくらい寄るか」。内田の重心を自らの所作で動かし、逆を突いた。
さらに三笘は、2対1の局面でのドリブル突破についても言及。自分に寄せてくる選手の前に体を入れることで、いかに1対1をつくり出すかが重要だと話し「自分もまだまだブラッシュアップしないといけない」と課題感を語った。他にも、三笘自身が語るドリブルの狙い、所作の意図、思考の数々は、何度でも見て、学び、実践したくなる内容ばかりだった。
あの内田が容易く逆を取られた。それが答えだ。全てのサッカー選手必見の映像である。スタジオの影山と槙野も、しきりに頷くシーンが映し出されていた。
今や世界中が注目するドリブラー、三笘。その極意は、我々の想像を超えていた──。
(ABEMAスポーツタイム)