冨安健洋の退場をイギリス各紙が擁護「非常に不運で、厳しい」今節5選手が退場する厳格すぎるプレミアリーグの判定基準に疑問符
【映像】冨安健洋が後ろから倒した?と言われるシーン

プレミアリーグ】クリスタルパレス0-1アーセナル(日本時間8月22日/セルハースト・パーク)

【映像】冨安健洋が痛恨の2枚目イエローで退場の瞬間

 試合に勝利したことで戦犯とはならなかったものの、アーセナルの冨安健洋は67分に2枚目の警告を受けて退場に。この試合の日本代表DFのパフォーマンスを、海外メディアはどのように報じているのだろうか。

 20シーズンぶりのプレミアリーグ制覇を目指すアーセナルは、日本時間22日に行われたクリスタルパレスとの第2節を1-0で勝利した。開幕戦で左サイドバックのレギュラー候補だったユリエン・ティンバーが負傷したこともあり、怪我明けのオレクサンドル・ジンチェンコを抑えて先発に抜擢された冨安健洋だったが、67分に2枚目のイエローカードをもらって退場となってしまった。この結果には、概ね「不運だ」という声が多かった。

 地元メディア『Evening Standard』は試合後のレーティングで、冨安に10段階で「5」の評価を与えている。「アユーへの無害なチャレンジで2枚目のイエローカードを提示されたのは非常に不運だった。時間浪費による最初の警告も厳しかった」と、退場した事実から評価点こそ低かったが、寸評では擁護されている。

 英メディア『90.min』も「4」と採点こそ厳しかったが、「時間の浪費と非常にソフトなシャツの引っ張り行為で、立て続けに2つの警告を受けた。それまでは堅実に守っていた」としている。実際、冨安は主に守備で安定したパフォーマンスは見せていた。

 これら2つのメディアの採点で共通しているのが、冨安を擁護するコメントだ。英メディア『Sky Sprots』で解説を務めた元イングランド代表のアラン・スミス氏も「あれで退場になるなんて、本当に酷いと思う」と言及。「シャツを引っ張ったのは理解できるが、それ以上のことはなかった」と冨安をかばう姿勢を示している。

 今節は冨安に加えて、ナイェフ・アゲルド(ウェストハム)、ティム・リーム(フラム)という2人のDFと、アレクシス・マックアリスター(リヴァプール)、マテウス・ヌネス(ウォルヴァーハンプトン)という2人のMFの合計5選手にレッドカードが提示された。

 乱闘騒ぎを起こしたヌネスに関しては擁護の余地はないものの、他の4選手の判定にはやや厳しいものがあり、今節をきっかけに基準が変わる可能性があるかもしれない。現状の厳格さでは、あまりにもディフェンダーが不利だろう。

ABEMA/プレミアリーグ)

【映像】冨安健洋が痛恨の2枚目イエローで退場の瞬間
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