18日、夏休み中の平石直之アナウンサー(テレビ朝日)に代わり、フリーアナウンサーの青木源太がニュース番組「ABEMA Prime」に出演。同番組の“どうしても伝えたいこと”をプレゼンするコーナー「わたしのニュース」の中で、お笑いコンビ「アルコ&ピース」の平子祐希のツイートを紹介した。
【映像】何がダメ? アルコ&ピース・平子が投稿した子どもとの“花火”(写真あり)
平子は12日、自身のX(旧Twitter)で子どもたちと花火を楽しむ写真を公開。住宅街ではしゃぐ子どもの姿に、投稿には賛否が寄せられた。そしてその顛末がネットニュースに掲載。すると15日、平子は下記の内容を投稿した。
「お門違いな意見はあれど、100人いれば100通りの考えがあって当然。僕が怖いのは賛否のぶつかり合いを誘発するべく、物事を捻らせて燃料を再投下し続けてくるWebメディア各社。戦争やイジメと同じ構図を作ってユーザーを巧みに誘導し、閲覧数を稼ぐ。その一方で本物の戦争やイジメの問題を提起する記事を載せたりもしている。それらを立派な企業の立派な大人がしていると思うといつもゾッとする。って酒井が言ってました。」(「アルコ&ピース」平子祐希の公式Xより)
この投稿に、青木アナウンサーは「“って酒井が言ってました”と締めるところも含めて、めちゃくちゃ面白い」と絶賛。その上で「“アクセス数稼ぎ”は、この資本主義経済において、ある意味当然だ。視聴率稼ぎをやっているテレビ局も全く同じことをしている。賛否の声を紹介しているという体裁を取りながら、批判を呼び込んで炎上を誘っている」と指摘した。
「よく『ネット上ではこういう批判の声が上がっている』と書かれたネット記事がある。あと『ある人がこういう写真をアップした』『コメントにはこういう声が寄せられている』というニュースだ。『これ誰だよ』『全然かわいくないし』と、コメントを誘導した結果、炎上に結びついていると思う。自分はそういう誘導に乗らないようにしたいなと思った次第だ」
また、具体的な事例として、青木アナウンサーは「ネット記事は『美人すぎる市議』などのタイトルを付ける。本人は何も『私、美人です』なんて言っていない。ネット記事が勝手につけることで『全然きれいじゃない』『ブスだ』という誹謗中傷を呼び込んでいる」と話す。
ネット掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき氏は「僕は芸能人の不倫や『誰と付き合った』などはどうでもいい」とした上で「そういう記事を大好きな人たちが見て、そこで広告が回る。やっぱりアホを騙す方がメディアは儲かる」とコメント。
青木アナウンサーは「SNSでフォロワーさんが好意的な意見を持っていて、すごく幸せな関係で成立しているのに、ネット記事になることで、要らない汚い言葉を呼んでいる。これについてどう思うか」と質問する。
これに対し、ひろゆき氏は「見なきゃいいだけ」と回答。「きれいな世界だけにいたければ、鍵アカウントや、Facebookなどでやればいい。広い世界で広く目に見える場所でやっている以上、別の意見がある。どっちもどっちな話だ。『広く多くの人に知られたいからTwitterを使う。でも自分と異なる意見の人には文句を言われたくない』と、両方を選択するのは無理だ」と述べた。(「ABEMA Prime」より)
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