26日に東京都・アリーナ立川立飛で開催される『喧嘩道 presents BreakingDown9』のオーディションの舞台裏が公開され、K-1レジェンドのピーター・アーツ、アーネスト・ホーストらが率いる欧州勢が乱入するなり大乱闘に発展。止めに入ると思いきや、そのままイスに“ぶん投げる”など、大波乱の展開となった。
「キックボクシングは日本初です。それをヨーロッパに取り込み、よりいいものにした。何年もの間、ヨーロッパで見せてきた。再び日本で見せる時」
日本キックボクシング界への敬意を示しつつ、そのように語ったピーター・アーツやアーネスト・ホーストらがBreaking Down9に送り込んできたのは、アゴを壊し、3年間の服役を経た者。学校に行くことなく、路上で生きてきたという血気盛んな面々。
登場するなり「おー、日本の奴らだ」とやや上から目線で食ってかかると、即座に怒号飛び交う大乱闘に発展した。止めに入ろうとしたのか、としぞうを後ろから羽交い絞めにしたかと思えば、その勢いのまま、後ろのイスに向かってぶん投げる豪快スラム。会場のあちこちに乱闘が飛び火する手が付けられない状況になった。
そんな様子を一人、椅子に座って冷静に眺めるK-1 WORLD MAXで魔裟斗のライバルとしてしのぎを削ったアルバート・クラウスの姿が何とも印象的だった。
ようやく落ち着きを取り戻すも、投げられたとしぞうが、キックボクサーのジョナス・アドリアンスに食ってかかると再び乱闘に発展。もはや手が付けられない修羅場の中、ケージに入った二人。そこで敗れたとしぞうは「日本のみんなに謝りたい」と意気消沈だった。
そこにジェロム・レ・バンナとボブ・サップも登場すると、ノッコン寺田は「テンション爆上がりや。最高の相手を連れてきてくれた」と目をギラつかせていた。